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タスペーサーのメリット・デメリットとは?屋根塗装でなぜ必要?

投稿日:2026.7.27

タスペーサーのメリット・デメリットとは?屋根塗装でなぜ必要?

タスペーサーとはスレート屋根の塗装工事で必要な作業なので、工事の際の見積書に「タスペーサー」や「縁切り」という言葉が記載されていると思います。
これらの言葉は普段聞き慣れない言葉なので、どんな作業で本当に必要なのか、不安に感じる方も多いはずです。
本記事では、タスペーサーの役割から必要な理由、具体的なメリット・デメリットなどについてわかりやすく解説します。

 

 

 

タスペーサーとは?

タスペーサーのメリット・デメリットとは?屋根塗装でなぜ必要?

まずは、聞き慣れない「タスペーサー」とは何か解説します。

 

「縁切り」で必要な道具

タスペーサーとは、スレート屋根の重なり部分に挿し込んで使用する、樹脂製の小さな部材のことです。
厚みはわずか1〜2ミリ程度ですが、この薄いパーツを屋根材の間に差し込むことで、屋根材同士に一定の隙間を作り出します。
なぜこのような隙間が必要なのかというと、スレート屋根にはもともと重なり部分にわずかな隙間があり、屋根内部に入り込んだ湿気や雨水を排出する通り道として機能しています。

ところが屋根の塗装をおこなった際に、塗料によってこの隙間がふさがれてしまうことがあります。
隙間がふさがれた状態を放置してしまうと、屋根内部にたまった雨水の逃げ場がなくなり、雨漏りや野地板の腐食につながってしまうのです。
このようなトラブルを防ぐためには、ふさがってしまった隙間を再び開ける作業が不可欠で、その塗膜を切る作業を「縁切り」といいます。
そして、この縁切り作業をおこなうために必要な道具がタスペーサーです。

 

 

従来のカッター工法との違い

縁切りをおこなう際、以前はカッターや皮スキと呼ばれる道具を使い、塗装がすべて完了したあとに手作業で隙間を切っていく方法が主流でした。
しかし、この方法では塗装後の屋根に乗って作業をするため、せっかく仕上げた屋根を傷つけたり汚したりするリスクがありました。
また、一枚一枚手作業で切っていくため時間や手間がかかり、さらに切った隙間は施工後再びくっついてしまうケースもありました。

これに対してタスペーサーは下塗り後に屋根材の隙間に差し込むため、上塗り後に屋根にのぼる必要がなく、仕上がった塗膜を汚す心配がありません。
このような理由から、タスペーサーは現在のスレート屋根の縁切りで使用されることが多くなっています。

 

 

 

タスペーサーが屋根塗装で必要とされる理由

タスペーサーのメリット・デメリットとは?屋根塗装でなぜ必要?

スレート屋根の塗装でタスペーサーが必要な理由を詳しく解説します。

 

適切な隙間を確保するため

スレート屋根の重なり合う部分には、屋根内部に入り込んだ雨水や湿気を排出するための通り道となる隙間があります。
しかし塗装をおこなうと、この隙間が塗料によって塞がれてしまいます。
大切な隙間が塗料でふさがれてしまうと、雨水の逃げ場がなくなってしまうため、タスペーサーで隙間を確保することが必要なのです。

 

 

下地の腐食や雨漏りを防ぐため

塗料によって隙間が塞がれたままになると、屋根内部に入り込んだ雨水が溜まり続けて下地が腐食してしまいます。
そして、最終的には雨漏りにつながる恐れもあります。
このようなトラブルを防ぐためには、タスペーサーによる縁切りが必要です。
下塗り後に屋根材の隙間に差し込むだけで、簡単に縁切りをおこなうことができ、施工効率が大きく向上します。

 

当社の屋根塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

 

 

 

タスペーサーを使うメリット

タスペーサーのメリット・デメリットとは?屋根塗装でなぜ必要?

 

タスペーサーには、以下のようなメリットがあります。

 

屋根材や塗膜を傷つけない

従来の縁切り作業は、カッターやヘラで塗膜に切り込みを入れる方法だったため、屋根材そのものに傷がついたり、塗膜を汚してしまったりするリスクがありました。
しかしタスペーサーでの縁切りは、下塗り後の段階で屋根材に取り付けるため、完成した屋根材や塗膜に負担をかけずに縁切りをおこなえます。
このように屋根材や塗膜を傷つけずに確実な隙間を確保できる点が、タスペーサーの大きなメリットです。

 

 

工期を短縮できる

カッターによる縁切りは一枚一枚切っていくため、どうしても時間がかかる作業でした。

一方、タスペーサーは差し込むだけで済むため、作業時間を大幅に短縮することが可能です。

また、作業時間が短くなることで人件費などの負担が少なくなり、結果的に工事費用全体を抑えることもできます。

 

 

雨漏りを防止できる

タスペーサーによって屋根材同士の間に隙間ができ、内部に入り込んだ雨水をスムーズに排出できるようになります。
この通り道がないと雨水の逃げ場がなくなり、下地の腐食や雨漏りにつながる可能性がありますが、適切な隙間によってこれらを防ぐことができます。

 

 

 

タスペーサーのデメリット

タスペーサーのメリット・デメリットとは?屋根塗装でなぜ必要?

部材の費用がかかる

タスペーサーはその部材そのものにコストがかかるため、必要なタスペーサーの個数分費用がかかってしまいます。
ただし、カッター工法よりも時間は短縮できるため、総合的に見るとタスペーサーのほうがコストパフォーマンスに優れていることもあります。

 

 

屋根材の破損リスクがある

経年劣化が進んでいるスレート屋根に無理にタスペーサーを差し込むと、屋根材が割れてしまうことがあります。
特に築年数が古い屋根材ほど劣化が蓄積しているケースが多く、施工そのものが難しい場合もあります。 

 

 

効果が薄いケースもある

すべての屋根で必ずタスペーサーが必要というわけではなく、屋根材同士に十分な隙間が確保されている屋根では、タスペーサーを設置しても効果が薄いケースもあります。
そのため、屋根塗装を依頼する際は、現地調査の段階で屋根の状態をしっかり確認してもらい、タスペーサーが本当に必要かどうかを業者に相談することが大切です。
信頼できる業者であれば、屋根材の種類や劣化状況を踏まえたうえで、縁切りが必要かどうかを丁寧に説明してくれます。

 

 

 

まとめ

タスペーサーは、屋根材の隙間を確保して雨水や湿気を排出することで、雨漏りや下地の腐食を防ぐために欠かせない部材です。
屋根材や塗膜を傷つけずに施工でき、工期短縮やコスト削減にもつながる一方、部材費用や屋根材の状態による破損リスクなど注意すべき点もあります。

屋根の劣化状況によっては効果が薄いケースもあるため、工事をおこなう際は現地調査でしっかり確認したうえで、必要性を業者に相談することが大切です。 

 

*K*

 

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