外壁塗装の最適なタイミングはいつ?季節ごとの特徴も解説
投稿日:2024.12.28
「外壁塗装はどのタイミングでおこなったほうがいいの?」「外壁塗装に最適な季節を知りたい」などと疑問を抱く方もいるのではないでしょうか?
一般的に外壁塗装をおこなう目安としては、およそ10年に1度と言われています。
この記事では、外壁塗装をおこなうベストなタイミングや、季節ごとのメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
外壁塗装の最適なタイミングはいつ?
外壁塗装のタイミングは、住んでいる地域や環境によって異なります。
一般的に、約10年を目安に検討することをおすすめします。
また、使用する塗料により次の外壁塗装のタイミングが変わるため注意が必要です。
塗料の耐用年数
塗料の耐用年数は、それぞれの種類により異なります。
主な塗料の耐用年数は下記の通りです。
アクリル塗料 3年〜8年
ウレタン塗料 5年〜10年
シリコン塗料 8年〜15年
フッ素塗料 12年〜20年
アクリル塗料は、特に新築の外壁に多く使用されています。
他の塗料と比べると価格が比較的安いため、コストを抑えることができます。
また、光沢がありカラーバリエーションも豊富なため、デザイン性の高い外壁に仕上げることが可能です。
しかし、塗膜が硬いためひび割れが発生しやすいことがデメリットで、他の塗料と比べると耐久性が低いため定期的なメンテナンスが欠かせません。
これまでの一般住宅の外装には、ウレタン塗料やシリコン塗料が使用されていました。
ウレタン塗料は、耐久性に優れていて弾性があります。
また、シリコン塗料は耐候性や防汚性に優れているメリットがあります。
フッ素塗料は、紫外線や雨風などの外的要因に対する耐久性が非常に高いです。
さらに、親水性も高いため外壁に付着した汚れを雨水で洗い流し、長期間に渡り外観の美観を保つことができます。
しかし、他の塗料と比べると価格が高いことがデメリットです。
また、施工には専門的な知識と技術が必要なため、施工できる業者が限られている点も考慮する必要があります。
外壁の劣化症状
塗料の耐用年数だけではなく、劣化のサインも外壁塗装の塗り替えるタイミングになります。
・色あせ
・チョーキング現象
・塗膜の膨れや剥離
・クラック
・シーリング材の剥がれ
チョーキング現象は、壁面に触れた時に白い粉が付着する現象です。
原因は紫外線や風雨などの外的要因や塗料の経年劣化です。
これは、塗膜が劣化しているサインのため、放置しておくと外壁のひび割れやカビの発生につながる可能性があります。
また、クラックは外壁に発生したひび割れのことを言い、いくつかの種類があります。
ヘアークラックは髪の毛のように細いひび割れで、比較的軽い症状の事が多くひび割れの初期段階です。
また、0.3㎜以上のひび割れを構造クラックと言います。
構造クラックの場合、外壁面だけでなく建物の構造にも大きな影響をあたえてしまうため、早急のメンテナンスが必要です。
外壁の劣化症状については「こんな症状には要注意」をご覧ください。
外壁の素材
現在多くの住宅には、窯業系サイディングやモルタルの外壁材が使用されています。
モルタルは、セメントと砂・水などを混ぜ合わせて作られた外壁材です。
一方、窯業系サイディングの素材には、セメントと繊維質を混ぜ合わせています。
どちらの外壁材も主成分はセメントです。
セメントの表面は防水性が低いため、そのままの状態では雨水が染み込みやすくなります。
したがって、表面を塗装し保護する必要があります。
仮に塗膜が劣化しまった場合には、外壁材が雨風などにさらされ建物の腐食が進行してしまいます。
そのため、適切なタイミングでの塗装が必要です。
外壁塗装のベストな季節は?
外壁塗装は、春と秋がおすすめです。
理由としては、気温が安定していることや湿度が低すぎないことが挙げられます。
それぞれの季節のメリットデメリットを紹介します。
春
春は暑すぎず寒すぎず気温が安定しているため、塗料がしっかりと乾きやすい時期です。
また、湿度が低いのも大きなメリットです。
湿度が高いと塗料の乾きが遅れてしまい、カビなどが発生しやすくなります。
さらに雨が少ないため、塗装工事を途中で中断する事なくスムーズに進むことができます。
一方、春一番が吹くことがあり、その影響で工事が遅れる可能性が高いです。
また、春は人気シーズンのため、予約が取りにくくなることがあります。
そのため、早めに予約を入れることをおすすめします。
夏
夏は気温が高いため、塗料が早く乾燥するメリットがあります。
また、日照時間も長いため日中の作業時間を十分確保でき、作業を効率良く進めることが可能です。
一方、気温が35℃を超えてしまうと注意が必要です。
塗料の乾燥が速すぎると、塗料が割れやすくなったり気泡が発生する恐れがあります。
そのため、気温が35℃を超えるような日は塗装を避けるようにします。
秋
秋は気温が安定していて、暑すぎず寒すぎずないため塗装に適している時期です。
また、梅雨の時期に比べて湿度が低く安定しているため乾燥がスムーズに進み、ムラなく仕上がることもメリットです。
一方、秋は雨が降りやすい時期でもあるため、工事が途中で中断し工期が伸びる可能性があります。
寒冷地では11月に雪が降り始める可能性が高いため、気温が5℃を下回らない10月後半までに終わらせることが望ましいです。
冬
冬は空気が乾燥しているため、塗料が乾きやすいことがメリットです。
降雪のない地域では、湿度が低く乾燥しているため塗料がしっかりと乾きます。
一方、冬は凍結や降雪の可能性があり、ほとんどの地域で気温が5℃を下回るため工期が長引く可能性があります。
特に寒冷地や降雪地域では、塗料不良を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
外壁塗装をおこなってはいけない条件とは?
外壁塗装をおこなってはいけない条件は以下の通りです。
・気温5℃以下
・気温35℃以上
・湿度85%以上
・結露が発生する時
・強風の時
気温が5℃以下の場合、塗料が十分に乾燥せずに剥がれる可能性があるため塗装はできません。
また、湿度が85%以上の日に外壁塗装をおこなうと塗料に含まれる水分の蒸発が妨げられ、塗装面が膨れたり塗膜が剥がれやすくなることがあります。
他にも、雨の日に無理に外壁塗装をおこなうと、塗料に雨水が混ざってしまい乾燥不良を引き起こす原因になります。
まとめ
外壁塗装のタイミングは、住んでいる地域環境や使用している塗料の耐用年数によって異なります。
一般的に、約10年を目安に検討することをおすすめします。
そして、外壁塗装に最適な時期は気温が安定している春や秋です。
信頼できる業者を選ぶ際には、実績があり相場に近い価格を提供している業者を選ぶようにしましょう。
悪質な塗装業者も存在するため、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
*K*
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