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基礎塗装をおこなうデメリットは?メリットや必要性についても解説

投稿日:2025.1.25 更新日:2025.1.29

基礎塗装をおこなうデメリットは?メリットや必要性についても解説

建物を建てる際に「基礎塗装をおこなうメリットだけでなく、デメリットも知りたい」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?

基礎塗装とは建物の基礎部分、つまり地面と接しているコンクリート部分を塗料で保護する工事のことです。

基礎塗装をおこなうデメリットは、初期段階のひび割れなどに気づきにくくなる点があります。

一方、メリットは建物の耐久性を高め、美しい外観を長く保つことです。

しかし、全ての建物に必ずしも必要というわけではありません。

この記事では、基礎塗装をおこなうメリットやデメリット・必要性について詳しく解説します。

 

 

 

基礎塗装とは

基礎塗装をおこなうデメリットは?メリットや必要性についても解説

 

基礎塗装とは、建物の土台となる基礎部分に専用の塗料を塗り、雨漏りや湿気から建物を守る工事のことです。

基礎には地震や台風などといった外部からの力に対し、建物自体をしっかりと受け止め地盤に伝える役割があります。

そして、その基礎に塗る塗料にはさまざまな種類があります。

 

・エポキシ樹脂塗料
・ウレタン樹脂塗料
・シリコン樹脂塗料 

 

エポキシ樹脂塗料は耐水性に優れ防錆効果が高い塗料です。

薬品や熱にも強いといったメリットもあります。

ウレタン樹脂塗料は密着性や柔軟性の高い塗料でひび割れに強いです。

シリコン樹脂塗料は耐水性に優れ紫外線による劣化が少ないです。

また、汚れがつきにくい特徴があります。

このような塗料で基礎を塗装することで雨水や紫外線からコンクリートを守り、ひび割れや腐食を防止することができるのです。

これにより、建物の寿命を延ばす利点があります。

また、基礎の見た目をきれいにし建物の外観を向上させることができます。

 

 

 

基礎塗装は必要?

基礎塗装をおこなうデメリットは?メリットや必要性についても解説

 

基礎塗装をおこなうかどうかは、慎重に考える必要があります。

理由として、最近の外壁塗料の耐用年数が長くなっているからです。

外壁塗料の中には、耐用年数が15年〜20年の塗料もあります。一方、基礎塗料の耐用年数は平均10年です。

つまり、外壁を塗り替えたばかりの建物に、数年のうちにまた基礎の塗装をおこなわなければならない必要性が出てきます。

そうすると、塗替えの回数が多くなってしまい、結果的にコストが高額になってしまう恐れがあるのです。

また、一度基礎塗装をおこなってしまうと「次はしない」という選択が難しくなります。

なぜなら、塗装されていない状態に比べ、塗装された状態の方が見た目が綺麗だからです。

逆に放置すると、劣化がより目立ってしまいます。

仮に、基礎に劣化症状がある場合には、基礎塗装するよりも先に補強工事をする必要があります。

したがって基礎塗装が必要かどうかは、基礎の状態やどのくらいの費用がかかるかなど、よく考えて検討するようにしましょう。

 

 

 

基礎塗装のデメリット

基礎塗装をおこなうデメリットは?メリットや必要性についても解説

 

まずは、基礎塗装をおこなうデメリットについて見ていきましょう。

 

 

初期の劣化に気づきにくい

基礎の塗装をおこなうとコンクリート表面が隠れてしまい、ひび割れや汚れなどの初期の劣化に気づきにくくなってしまいます。

例えば、中性化の進行やシロアリの被害などが発生すると、劣化の進行具合が分かりづらくなってしまいます。

中性化とは、コンクリートが空気中の二酸化炭素と反応し、アルカリ性が失われる現象です。

中性化が進むと鉄筋が錆びやすくなり、コンクリートの強度が低下してしまいます。

また、塗装することでコンクリート表面の防水性が高まるメリットがありますが、建物内部で水漏れが発生した場合には水が外に滲み出しにくくなり、発見が遅くなることがあります。

このように、基礎塗装をおこなうことで劣化の進行が分かりづらくなり、建物の構造そのものに問題が生じる可能性がありるのです。

 

 

放湿性が損なわれる

基礎は、地面と接しているため常に湿気の影響を受けやすい部分です。

コンクリートはある程度の湿気を吸収・放出する性質を持っていますが、基礎塗装をおこなうことで放湿性の機能が低下してしまいます。

塗装により基礎の表面が密閉されると、コンクリート内部の湿気が外に排出されにくくなるのです。

その結果、湿度が高まる環境が生まれてしまいます。

湿度の高い環境は、カビや苔の繁殖・シロアリの活動にとって非常に好ましい条件なので、木材を腐らせたり建物の構造を損なったりする原因にもなります。

 

 

塗膜の剥がれ

塗装すると時間の経過と共に、紫外線や雨風などの影響を受け塗膜が劣化します。

特に基礎部分は地面からの湿気による影響を受けやすいため、塗膜の剥がれが起きやすい場所です。

 

 

コストがかかる

一度塗装してしまうと、その後のメンテナンスが必須になるため「次はしない」という選択が難しくなります。

コンクリートは耐久性が高いため、塗装しなくても問題なく使用できる素材です。

特に美観を重視しない方は、高圧洗浄などの手軽な方法でメンテナンスすることも可能です。

 

 

 

基礎塗装のメリット

基礎塗装をおこなうデメリットは?メリットや必要性についても解説

 

基礎塗装にはデメリットだけではなく、以下のようなメリットもあります。

 

 

美観が良くなる

基礎は外壁のすぐ下にあるので、外壁と同時に塗装することで、新築時のような外観の美しさを維持できる魅力があります。

また、基礎は日頃から雨や紫外線にさらされているためカビや苔が生えやすく、黒ずみやひび割れなどが発生しやすい部分です。

基礎塗装をすることで、これらの劣化を抑制し建物の寿命を延ばすことにつながります。

 

 

防水性が高くなる

基礎に使用されているコンクリートは、雨水を吸い込みやすい性質があります。

そのため、長期間雨や湿気にさらされると内部の鉄筋が錆びてしまい、コンクリートのひび割れや剥離を引き起こす可能性があります。

しかし塗装することで、雨水の浸透を防いだり鉄筋が腐食しにくくなるのです。

また、コンクリートの耐久性を高める効果が期待できます。

他にも、近年問題となっている「中性化」も塗装によって抑制することができます。

 

 

当社の外壁塗装については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

 

 

 

まとめ

基礎塗装とは建物の基礎部分、つまり地面と接しているコンクリート部分を塗料で保護する工事のことです。

基礎塗装にはメリットデメリットがそれぞれあります。

メリットは、外観を新築時のように美しくしたり防水効果を高められることです。
一方デメリットは、初期の劣化に気づきにくくなることや、湿気を受けやすい基礎の放湿性が低下する点などがあります。

そのため、基礎塗装するメリットだけでなく、デメリットも把握した上で業者へ依頼するかどうか検討するようにしましょう。

 

*K*

 

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