屋根塗装を検討するタイミングは?ポイントを3つ紹介
投稿日:2025.2.22 更新日:2025.3.3
住んでいる家の年数がたってくると「そろそろ屋根の塗装をするタイミングかな?」と思う人もいるのではないでしょうか?
一方で「屋根塗装を検討するタイミングっていつ?」と疑問に思う人も少なくないはずです。
屋根塗装の検討するタイミングは、塗料の耐用年数や劣化状況・屋根の素材・環境によっても異なってくるのが現状です。
そこでこの記事では、屋根塗装を検討するタイミングとして、屋根の素材・塗料の耐用年数・劣化症状について解説します。
屋根塗装を検討するタイミングは?
外壁の場合、塗装のタイミングは10年が目安とされています。
しかし、同じ塗料を屋根に使用したとしても、屋根塗装を検討するタイミングが10年とは限りません。
なぜなら、屋根は外壁よりも雨や風・紫外線の影響を受けやすく、劣化しやすいからです。
一般的な耐用年数は、新築時から10年〜15年が目安とされています。
ただし、これはあくまで目安です。
また、塗料の耐用年数や劣化状況・屋根の素材・環境によっても異なってきます。
屋根塗装のタイミングを判断する際は、これらの要素を総合的に考慮する必要があります。
屋根材別のタイミング
屋根材の素材によって、屋根塗装を検討するタイミングが異なります。
そして、屋根は、外壁と比較すると雨や風・紫外線の影響を受けやすいため注意が必要です。
屋根材の種類と屋根塗装を検討するタイミングの目安は下記の通りです。
・スレート瓦:10年
・セメント瓦:10年
・日本瓦:不要
・モニエル瓦:10年
・ガルバリウム鋼板:20〜30年
他にも、陸屋根の場合は防水塗装が必須です。
陸屋根は傾斜のない形状のため、雨水が流れにくく屋根の上に滞留しやすいからです。
そのため、雨漏りや建材の劣化・建物の腐食のリスクが高まります。
屋根の塗料別のタイミング
2回目以降の屋根塗装をおこなう場合、前回の塗装で使用した塗料の種類やグレードが、次回の屋根塗装を検討するタイミングの目安となります。
塗料の種類とグレード別に、一般的な耐用年数は以下の通りです。
・アクリル塗料:5〜7年
・ウレタン塗料:7〜10年
・シリコン塗料:10〜15年
・ラジカル塗料:12〜15年
・フッ素塗料:15〜20年
・無機塗料:20〜25年
アクリル塗料は、以前は主流で使用されていた塗料です。
汚れやすく耐久性が低いため、現在ではあまり使用されていません。
また、耐用年数が短いため、短いスパンでの屋根塗装が必要となります。
一方、シリコン塗料は、汚れにくく色あせも少ないため、現在人気のある塗料の一つです。
費用も比較的抑えられる利点があります。
フッ素塗料は、メーカーや製品によって耐用年数が異なるため、各メーカーの情報を確認しましょう。
上記はあくまで目安であり、屋根の状態や環境によって耐用年数は異なってきます。
2回目以降の屋根塗装のタイミングは、前回の塗装で使用した塗料の種類や状態・屋根の環境などを考慮して判断することが大切です。
また、わからない場合には専門業者に相談し、適切な塗料と屋根塗装のタイミングを検討することをおすすめします。
当社の屋根塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
屋根の劣化状況別のタイミング
屋根に劣化症状が見られる場合には、屋根材や塗料の耐用年数内であっても塗装が必要となることがあります。
塗膜の剥がれ
屋根の塗膜の剥がれは、屋根塗装を検討するタイミングのサインです。
塗膜とは、塗装された塗料が乾燥・硬化して形成される薄い膜のことを指します。
塗膜は、紫外線や雨風などの影響によって経年劣化し、剥がれることがあるのです。
また、施工不良が原因で剥がれるケースもあります。
そのまま放置すると、雨水が建物内部に浸入したり湿気が入り込みやすくなる恐れがあり、建物内部の劣化が進行する可能性が高まります。
適切なタイミングでメンテナンスをおこなうことが大切です。
ひび割れ
屋根にひび割れがある場合には、早急な屋根塗装が必要です。
ひび割れは屋根材が水分を吸収しやすくなり、水分を含み膨張・乾燥し縮小を繰り返すことで発生します。
また、屋根塗装の耐用年数が過ぎると、ひび割れが増えてくる恐れがあります。
他にも、ひび割れが発生している部分が一部であったとしても、屋根全体の劣化が進行しているケースもあります。
そのような場合には、屋根の塗装よりも葺き替え補修が必要になります。
藻・苔の発生
屋根に藻や苔が発生している場合、屋根塗装を検討するタイミングです。
藻や苔の発生は屋根の劣化を早める原因の一つで、塗膜の劣化が進み防水機能が低下しているサインです。
屋根が水分を含みやすい状態になっているため、早めのメンテナンスが必要な時期と言えるでしょう。
放置すると、屋根材の腐食や雨漏りにつながる可能性があります。
適切なタイミングでメンテナンスをおこなうことが重要です。
藻や苔が発生した場合は、まず専門業者に依頼して除去してもらい、その後で屋根塗装をおこなうのが一般的です。
色あせ
屋根の色あせは、塗装した時の屋根の色が紫外線や雨風の影響でくすんだ色に変色した状態を指します。
この現象は、屋根材の種類に関わらず全ての屋根で発生します。
そのため、色あせは塗膜の劣化が始まったサインであり、屋根の劣化の初期症状の一つです。
ただし、色あせが発生したからといって、すぐに屋根塗装が必要なタイミングとは限りません。
屋根のメンテナンスを検討するタイミングとしては、定期的に屋根の状態を確認しすることをおすすめします。
雨漏り
雨漏りが発生した場合、できるだけ早く専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
なぜなら、適切なタイミングでの対応が建物を守る上で非常に重要だからです。
また、雨漏りを放置すると屋根の劣化だけでなく、建物内部の腐食やカビの発生につながり、建物全体の寿命を縮める可能性があります。
そのため、早めの対応が建物のダメージを最小限に抑えるために不可欠です。
まとめ
屋根塗装を検討するタイミングは、屋根材の種類や塗料のグレード・劣化状況によっても異なってきます。
屋根は、常に雨や風・紫外線などの影響を受けているからです。
特に、塗膜の剥がれ・ひび割れ・藻や苔の発生・色あせ・雨漏りなどの症状が見られる場合は、早めのメンテナンスが必要になってきます。
また、屋根の状態や環境によって適切な時期は異なるため、専門業者に相談し、診断してもらうことが大切です。
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