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カバー工法のメリットとは?カバー工法ができない屋根材はあるの?

投稿日:2022.9.17 更新日:2022.9.19

カバー工法のメリットとは?カバー工法ができない屋根材はあるの?

 

屋根は建物の1番上に設置されているので、紫外線や雨風の影響を受けやすい場所になります。

屋根にひび割れや欠けなどの劣化が発生してしまうと、そこから雨水が浸入して雨漏りが起こる可能性があります。

さらに劣化が進んでしまうと建物の腐食にもつながってしまい、建物自体の耐久性も低くなってしまうのです。

そのため、劣化が見られた場合は屋根工事をおこなう必要があります。

この記事では、屋根カバー工法のメリットや工程について詳しく解説します。

 

 

 

カバー工法とは

 

カバー工法のメリットとは?カバー工法ができない屋根材はあるの?

 

屋根工事には「葺き替え工法」と「カバー工法」の2種類の方法があります。

2つの方法については以下になります。

・葺き替え工法:既存の屋根材を全て撤去してから新しい屋根材を取り付ける方法

・カバー工法:既存の屋根材は撤去せずにその上から新しい屋根材を被せる方法

 

葺き替え工法は既存の屋根材の劣化がひどい場合に適しており、カバー工法は既存の屋根材の劣化がそれほどひどくない場合に適しています。

また具体的には、どれくらい年数が経っていたらカバー工法をしたらいいのかわからない方も多いでしょう。

築10年未満の場合、屋根の剥がれや欠けなどのトラブルが起こること少ないため、築10年未満でカバー工法をおこなうのは早い可能性があります。

築10年~20年ほど経つと割れや欠けなどが発生することが多いため、カバー工法は築10~20年でおこなうのがおすすめとされています。

またカバー工法の耐久性は30年以上で、そのほかにもメリットがたくさんあるのです。

カバー工法のメリットについては後ほど解説します。

 

 

 

カバー工法の工程

 

東京都国立市 H様邸 屋根工事 カバー工法 棟板金撤去~防水シート張り

 

カバー工法は既存屋根の撤去作業がないため、工程も少なくて済みます。

カバー工法の工程については以下になります。

 

 

① 棟板金・雪止め金具の撤去

まずは、棟板金と雪止め金具を撤去します。

棟板金を撤去する際は、下に取り付けてある貫板も一緒に撤去する必要があります。

カバー工法で撤去するのはこの部分だけになるので、廃材が少なくて済むのです。

また雪止め金具が取り付けられている場合は、工事の際に障害物になってしまうため撤去してフラットにします。

 

 

② 防水シート張り付け

防水シートはルーフィングシートとも呼ばれており、既存の屋根の上から張り付けていきます。

雨水の侵入を防ぐ役割があり、雨漏りから屋根を守るために重要なシートです。

軒先から屋根の棟に向かって横向きに張り付けていき、重ね代を10㎝前後取って防水機能を高めます。

防水シートは釘やビスを使用して屋根に固定します。

 

 

③ 新しい屋根材の張り付け

屋根材は1枚1枚切って曲げて加工します。

金属屋根は長いほど継ぎ目が少なくて済むため、長い屋根材のほうが優秀といえます。

また金属屋根の裏側には断熱材が入っているので、断熱効果が高まり熱の侵入を防ぐことができるのです。

張り付け方法は、釘やビスを使用して張り付けていきます。

 

 

④ 貫板・棟板金の取り付け

屋根材を全て張り終えたら、まず棟板金の下地である貫板を取り付けます。

貫板には屋根と棟板金をつなげる役割があります。

また木材ではなく樹脂製のものを使用することで、水分を吸収しにくくなるため腐食する心配はありません。

その後、棟板金を取り付けて雨水の侵入を防止するためにコーキング処理をおこない、施工完了です。

 

 

 

カバー工法のメリット

 

カバー工法のメリットとは?カバー工法ができない屋根材はあるの?

 

気になるカバー工法のメリットは以下になります。

 

 

費用が抑えられる

カバー工法では既存の屋根は残したままで工事をおこないます。

そのため屋根材の撤去が必要なく、貫板と棟板金のみの撤去で済むので撤去費用がかかりません。

また既存の屋根材の廃材がないため、廃材処分費用も抑えることができます。

工事費用を抑えたい方はカバー工法がおすすめです。

 

 

工事期間が短い

先ほど説明したように、カバー工法では既存の屋根材の撤去が必要ありません。

そのため時間がかからないので、工事期間が短く済むことが多いのです。

また、工事期間が短いということは工事費用を抑えることにもつながります。

 

 

断熱効果が上がる

カバー工法では既存の屋根が残ったままになるので、単純に屋根材が2枚重ねになっているということになります。

1枚から2枚になり屋根の厚みが増すことで、断熱効果が上がるというメリットがあるのです。

 

 

 

カバー工法ができない屋根材

 

カバー工法のメリットとは?カバー工法ができない屋根材はあるの?

 

カバー工法には様々なメリットがあるため、カバー工法を検討する方は多いでしょう。

しかし、カバー工法はすべての屋根で施工できるわけではなく、瓦屋根はカバー工法自体ができません。

また、古いトタン屋根などの金属屋根にもカバー工法ができないことが多く、劣化がひどい場合もカバー工法はできません。

劣化がひどい場合は下地が傷んでいる可能性が高いので、釘やビスが効かないことがあり、新しい屋根を固定することが難しいのです。

 

当社のカバー工法については、「屋根葺き替え・カバー工法」からご確認ください。

 

 

 

まとめ

屋根は建物全体を守るためにとても重要なものになります。

劣化がひどくない場合は、費用も抑えられて工期も短いカバー工法がおすすめです。

ただし屋根によってはカバー工法ができない屋根もあるので、しっかり把握しておきましょう。

 

*K*

 

 

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