ブログ

建物の基礎とは?基礎の種類と役割について解説!

投稿日:2023.3.18

建物の基礎とは?基礎の種類と役割について解説!

 

新築で戸建てを建てる上で、建物や土地には注意を払って比較検討される方が多いと思いますが、基礎部分をこだわる方は少ないでしょう。

しかし、住宅の基礎は名前の通り、住宅を支える基本となる構造なのでしっかり理解しておくことが大切です。

本記事では、建物の基礎の種類や役割について詳しく解説します。

これから新築で住宅を購入することを検討している方は、最後まで読んでいただき参考にしてください。

 

 

 

建物の基礎とは?

 

建物の基礎とは?基礎の種類と役割について解説!

 

建物の基礎とは建物の重量を支え、適切に地盤へ伝えるための構造です。

地盤は一般的に深くなるほど硬いと言われています。

地盤が浅く、弱い土地に建物を建設してしまうと、地盤沈下が発生して家が傾いてしまうでしょう。

そのため、基礎部分の工事をする際は、地盤が硬くなる深さまで掘り下げて基礎を築きます。

基礎がしっかりとしている建物では地震や台風など、外部からの力が加わっても衝撃をバランスよく地盤に伝えることができるのです。

結果として、建物が倒壊する危険性から守られます。

 

 

 

基礎の種類

 

建物の基礎とは?基礎の種類と役割について解説!

 

建物の基礎工事は大きく分けて以下の2種類になります。

1.杭基礎工事
2.直接基礎工事

 

杭基礎工事は柔らかく軟弱な地盤で採用される工事で、直接基礎工事は硬くしっかりとした地盤で採用される工事です。

建物を建てる際は必ず地盤調査をして、地盤の状況や建物の構造に合った基礎工事をおこないます。

 

 

杭基礎工事

地盤が軟弱な場合に採用される工事が杭基礎工事です。

杭基礎工事の中でも種類は分かれていて、「支持杭」と「摩擦杭」があります。

支持杭は、柱状改良や鋼管杭と呼ばれている杭を硬い地盤まで差し込み建物を支える基礎工事です。

摩擦杭は、軟弱な地盤の幅が広く硬い地盤まで杭が届かない場合などに、凹凸形状の杭を打ち込むことで杭と土の間に摩擦を発生させて建物を支えます。

 

 

ベタ基礎工事

ベタ基礎工事は直接基礎工事の1種で、床下全面にコンクリートを敷いて、地面にかかる負荷を分散させる基礎工事のことを言います。

雪国に住む人が「かんじき」を履いて雪の上を歩くイメージに近いです。

使用するコンクリートの量は多いですが、基礎工事のための掘削は比較的少なく、施工がしやすい特徴があります。

 

 

布基礎工事

布基礎工事もベタ基礎工事と同じく、直接基礎工事の1種です。

地面にかかる負荷を分散させるという特徴はベタ基礎工事と同じですが、地面に接する面積が小さいため、大きな土地に建物を建てる際に用いられます。

しかし、床下に隙間が生まれ地面が剥き出しの状態となるため、湿気対策は必要です。

 

 

独立基礎

独立基礎も直接基礎工事の1種となります。

布基礎工事よりもさらに地面に接する面積が狭いため、地盤の強度が高い土地で用いられる基礎工事ですが、現在では使われる機会は多くありません。

 

 

 

基礎の役割

 

建物の基礎とは?基礎の種類と役割について解説!

 

最後に基礎工事の役割について解説します。

基礎工事は建物を守る上で大切な工事です。

建物を建設する前に、基礎工事の役割をしっかりと理解しておきましょう。

 

 

耐震性を向上させる

日本は地震の発生が多い国として有名ですが、災害から建物を守る役割が基礎工事にはあります。

戸建ての一般的な重量は20〜30トンです。

基礎工事をおこない、しっかりと建物を支えることで「効率的に衝撃を地面に逃がす」ことができます。

また、不同沈下などを防ぐ役割もあり、安心して住み続けることができます。

 

 

地盤沈下を防ぐ

地盤には硬い層と軟弱な層があり、軟弱な層の上に建物を建設すると重量に耐えきれず地盤沈下してしまいます。

傾いた住宅に住み続けるのはストレスになる他、修繕するためには大規模な工事が必要になるでしょう。

硬い層の上に基礎工事を施すことで地盤沈下を防ぐことができ、快適な住環境を実現できます。

 

 

湿気の侵入を防ぐ

雨が降ったあとは、たくさんの水分が地中に溜まり湿度が高くなります。

住宅は木材で作られていることが多いため、地面の上に建物を建てていると湿気の影響で劣化が進んでしまいます。

基礎工事をすることで、地面との間にコンクリートを敷き隙間を作ることができるため、湿気から住宅を守る役割があるのです。

 

 

シロアリの侵入を防ぐ

シロアリの発生は建物の寿命を縮めてしまうため避けたい事態です。

地面と建物が直接接している場合は容易に侵入することができてしまうため、基礎工事をすることで対策することができます。

また最近では、基礎工事をする際に殺虫剤等を散布することで、シロアリを寄せ付けない対策をすることもあります。

 

 

 

まとめ

基礎工事は建物を建てる際に重要な工程で、建物の寿命を大きく左右します。

しかし建物の基礎工事については、知識がないと工事で何をおこなっているのかわからない方も多いでしょう。

実際に手抜き工事をした基礎部分は、数年以内に問題を引き起こす例もたくさんあります。

これから新築で住宅を建設予定の方は、事前に知識をつけておき適切な基礎工事がおこなわれたのか確認することが大切です。

 

*K*

 

 

当社では、無料診断をおこなっておりますので「プロが見る無料診断」からぜひご利用ください。

 

東京都立川市,小平市,福生市,武蔵村山市,東村山市,東大和市,国立市,国分寺市,昭島市,日野市,その他エリアも対応可能で、塗装工事、屋根工事のことなら、INGコーポレーションへお気軽にご相談ください。

東京都立川市の外壁塗装店【INGコーポレーション】

オススメ関連記事

施工事例

施工事例一覧
ご依頼ありがとうございます