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外壁のひび割れはなぜ起きる?原因と放置した場合のトラブルを解説

投稿日:2023.5.20 更新日:2023.6.2

外壁のひび割れはなぜ起きる?原因と放置した場合のトラブルを解説

 

外壁にひび割れを発見した場合、すぐに補修した方がいいのかな…と悩む方は多いのではないでしょうか?
そもそも外壁のひび割れはなぜ起きるのか、疑問に思う方もいるでしょう。
本記事ではそのような方に向けて、ひび割れが起こる原因やひび割れを放置した場合のトラブルについて解説します。
また、外壁のひび割れには放置しても大丈夫なものと、すぐに補修しなければいけないものなどいくつかの種類があるため、本記事を参考にチェックしてみてください。

 

 

 

ひび割れが起こる原因

外壁のひび割れはなぜ起きる?原因と放置した場合のトラブルを解説

そもそも外壁のひび割れはなぜ起こるのでしょうか?
まずは、ひび割れが起こる原因について解説します。

 

 

経年劣化

外壁は長年外気にさらされています。
そのため、月日の経過とともにひび割れによる劣化が発生することがあります。
外壁塗装後、何年も経ってからひび割れが起こった場合は経年劣化が原因となることがほとんどです。
経年劣化は自然と起こるもので、どの家でも起こるため避けられるものではありません。
そのため、重要になるのは定期的なメンテナンスなのです。

 

 

 

施工不良

外壁塗装工事での施工不良によってひび割れが起こることもあります。
例えば、「乾燥時間を十分に設けなかった」「塗料の相性がよくなかった」などです。
外壁塗装工事は下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りをおこなうのが基本で、それぞれの塗装ごとに塗り終わった後は乾燥をさせることが必要です。
乾燥時間はメーカーによって定められているため、定められた乾燥時間を設けることが大切になります。
もし乾燥をさせなかった、あるいは乾燥時間が足りていなかった場合、塗料がしっかりと密着せずひび割れの原因となってしまうのです。
塗装後は問題なく綺麗に塗装できていても、施工後数年で不具合が生じてしまいます。
また、下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの塗料にも相性があり、相性の悪い塗料を使用してしまうとひび割れの原因になるため、特徴を把握した上で相性の良い塗料を選ぶことが重要です。

 

 

 

車や電車などによる振動

車や電車などが家の付近を通った際、どうしても振動が生じてしまい、その振動が地面をつたって建物にも振動が生じてしまいます。
振動はひび割れの原因になり、車通りの多い場所や電車が近くを通る場合は、ひび割れも発生しやすくなるため注意が必要です。

 

 

 

ひび割れの種類

 

外壁のひび割れはなぜ起きる?原因と放置した場合のトラブルを解説

一口に「ひび割れ」といっても、いくつかの種類があることをご存じでしょうか。
住宅の外壁にどのようなひび割れが発生しているのか、以下を参考にしてチェックしてみてください。

 

 

ヘアクラック

ヘアクラックとは幅0.3㎜以下・深さ4㎜以下の、髪の毛くらい細く短いひび割れのことをいいます。
ヘアクラックは経年劣化や施工不良によって起こることが多いひび割れです。
すぐに補修する必要はありませんが、大きなひび割れに発展する可能性もあるため注意が必要です。
また、外壁の表面を触った際に白い粉が付着するチョーキング現象が起きた場合、放置することでひび割れに繋がるため、チョーキングが起きている場合は早めにメンテナンスをおこないましょう。

 

 

構造クラック

構造クラックとは、幅0.3㎜以上・深さ4㎜以上の大きなひび割れのことをいいます。
構造クラックはヘアクラックとは異なり、表面がひび割れているわけではなく内部からひび割れが起こっている状態になります。
大きな揺れなど外部から力を受けたことが原因で起こることが多く、建物の耐久性にも影響してしまうため早めの補修が必要です。

 

 

乾燥クラック

乾燥クラックとは水分の蒸発などによって外壁が収縮することで起こり、幅が狭いという特徴があります。
塗装時に乾燥していないのに塗料を塗ってしまうことで、素地の収縮についていけないことが原因になります。
ただし、塗膜表面のみに発生するひび割れなので、完全に乾燥したらひび割れが広がることはありません。

 

 

その他の注意すべき劣化症状については「こんな症状には要注意」をご確認ください。

 

 

 

ひび割れを放置するとどうなる?

 

外壁のひび割れはなぜ起きる?原因と放置した場合のトラブルを解説

ひび割れには、放置しても良いひび割れと放置してはいけないひび割れがあります。
前述した通り、ヘアクラックの場合はすぐに問題に発展するわけではないため、緊急性はなく経過観察で良いでしょう。
放置してはいけないひび割れは「構造クラック」です。
構造クラックのような大きく外壁材の内側が見えてしまっている場合は、早めの対処が必要になります。
もし放置してしまった場合は以下のようなトラブルが起こってしまうのです。

 

 

雨漏りが発生する

外壁のひび割れている箇所から雨水が浸入してしまうことで、雨漏りが起こってしまいます。
雨水の浸入を何度も許してしまうと室内への雨漏りに繋がり、最悪の場合は建物内部が腐食する危険もあります。

 

 

建物の耐久性が低下する

前述のように、雨漏りによって建物内部が腐食してしまった場合、建物自体の耐久性にも影響が出てしまいます。
早めのメンテナンスをおこなえば外壁の補修で済みますが、放置し続けると外壁材を取り替える工事が必要になる場合もあります。

 

 

カビ・シロアリの発生

ひび割れから雨水が入り込むことで、湿気によるカビやシロアリが発生してしまいます。
カビは感染症やアレルギーなどによって健康被害を引き起こす危険があります。
シロアリの発生は、建物の耐久性が低下し震災時などに倒壊するリスクが高まるため、非常に危険です。

 

 

 

まとめ

外壁のひび割れが起こる原因には様々あり、年数の経過によって起こるひび割れは避けられない劣化です。
またひび割れにも「ヘアクラック」「構造クラック」「乾燥クラック」の種類があり、その中でも放置しても大丈夫なひび割れと放置したら危険なひび割れがあります。
住宅の外壁に発生しているひび割れが大きな構造クラックだった場合、建物に様々な影響を及ぼすため、早急なメンテナンスが必要です。
大切な住まいを守るためにも、本記事を参考に適切なメンテナンスをおこないましょう。

 

*K*

 

 

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