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チョーキング現象って何?放置するとどうなる?

投稿日:2023.9.16 更新日:2023.9.25

チョーキング現象って何?放置するとどうなる?

 

築年数が経過すると建物が全体的に暗く見えるなど、外観が気になることが多くなるでしょう。
このように建物の美観を損ねる原因となるのは外壁の劣化です。
外壁の劣化には、色あせ・チョーキング・ひび割れなど様々な症状があります。
本記事では、ひび割れにつながる原因ともなる「チョーキング」について詳しく解説します。
チョーキング現象のメンテナンス方法についてもご紹介するので、外壁の劣化が気になっている方はぜひ参考にしてください。

 

 

 

チョーキング現象の原因

 

チョーキング現象って何?放置するとどうなる?

チョーキング現象とは、手で外壁を触った際に白い粉が付く現象のことをいいます。
「白亜化現象」とも呼ばれており、紫外線や雨によって塗料に含まれている樹脂が分解されて、顔料が粉状になって表面に現れるのです。
チョーキングは美観を損なうだけではなく、建物自体の耐久性にも関わってきます。
原因は主に経年劣化によるものですが、施工不良によって起こることもあります。

 

 

経年劣化

外壁は常に紫外線や雨風にさらされています。
長年にわたって太陽による紫外線や雨の影響をうけることで、塗料に含まれている顔料が分解されて劣化してしまいます。
その結果、外壁の表面にチョーキング現象として白い粉が現れてしまうのです。
とくに紫外線によって発生しやすいため、日当たりがよい場所に面している外壁は劣化しやすく注意が必要です。
ただし、チョーキング現象はすべての外壁で発生する劣化ではなく、クリア塗料を使用している外壁では起こりません。
チョーキングは塗料に含まれている顔料が粉状になって現れますが、クリア塗料には顔料が含まれていないためです。

 

 

 

施工不良

経年劣化によって発生しやすいチョーキングですが、実は施工不良が原因で発生するケースもあります。
たとえば、以下のような施工不良が原因となることもあります。
・塗装工程の順番を間違えた
・塗料がしっかりと混ざっていなかった
・適した塗料を使わなかった
施工後数年で不具合が生じた場合は、施工不良の可能性が高いといえるでしょう。

 

 

 

 

チョーキング現象の確認方法

 

チョーキング現象って何?放置するとどうなる?

 

チョーキング現象は、自分で確認することができます。
実際に外壁を触って、以下のような現象が起こらないかどうかチェックしてみてください。

 

・手で触って粉がつくか
・水に濡らすと変色するか

 

 

手で触った際に粉がつくか

前述の通り、チョーキング現象が起きている外壁は手で触った際に白い粉がつきます。
外壁を手で触ってみてチョークのような白い粉がついた場合は、チョーキングが発生していて塗膜の機能が低下している証拠になります。
しかし、チョーキングが発生しない外壁や白ではなく黒などの粉がつく外壁もあるため、自分で判断できない場合は業者へ点検を依頼しましょう。

 

 

 

水に濡れた際に変色するか

チョーキングは塗装面の様々な機能が低下している証拠になります。
そのなかには防水機能が低下している可能性もあり、防水機能が低下してしまうと雨漏りや建物の寿命にも影響するため早めの対処が必要です。
防水機能がなくなっている場合は、水に濡れた際に外壁が変色します。
防水機能の低下を確認するには、雨が降った際に外壁が変色するかどうかをチェックしてみましょう。

 

 

 

 

チョーキング現象を放置した場合

 

チョーキング現象って何?放置するとどうなる?

チョーキング現象は、今すぐにメンテナンスをしなければいけない劣化ではありません。
ただし、塗膜の劣化が起きているため外壁を保護する機能が低下している状態で、放置し続けてしまうとひび割れに発展することもあります。
ひび割れた箇所から雨水が浸入する危険もあるため注意が必要です。
また、チョーキング現象は放置して自然になおるものではないため、劣化が始まったサインとして覚えておきましょう。

 

 

外壁の劣化症状については「こんな症状には要注意」をご覧ください。

 

 

 

チョーキングのメンテナンス方法

 

チョーキング現象って何?放置するとどうなる?

チョーキングが発生している場合は、劣化を進行させないためにもできるだけ早めのメンテナンスが必要です。
最後にチョーキングのメンテナンス方法についてご紹介します。

 

 

高圧洗浄

チョーキングは高圧洗浄で洗い落とすことができます。
高圧洗浄は、専用の高圧洗浄機の強い水圧を利用して塗装面の汚れなどを落とす作業です。
ただし、高圧洗浄でチョーキングを洗い流せたとしても塗膜の劣化がなおるわけではないため、すぐにまたチョーキングが発生してしまいます。
そのため、次でご紹介する外壁塗装も併せておこなうことが大切です。

 

 

外壁塗装

高圧洗浄でしっかりと白い粉を落としたあとは、再び発生するのを防ぐために塗装をおこないます。
また、塗装面にひび割れなどが起きている場合は、塗料を塗る前にひび割れ補修などの下地処理をおこないます。
外壁塗装の工程は下地処理→下塗り→中塗り→上塗りの順番で、3度塗りをおこなうことが大切です。
下塗りではシーラーやフィラーなどの下塗り材を使用して、仕上げ塗料の密着性を高めます。
剥がれにくく綺麗な塗装面に仕上げるには下塗りの工程が非常に重要になるため、より丁寧に塗りムラや塗り残しがないように塗装をおこないます。
そして、仕上げとなる中塗り・上塗り塗料にはシリコン・ウレタン・フッ素など様々な塗料があり、外壁材の種類や劣化状態に合わせて選ぶことが大切です。

 

 

 

まとめ

外壁の劣化症状の一つである「チョーキング」は、塗料の機能が低下している証拠になります。
すぐにメンテナンスをしないといけないわけではありませんが、外壁を雨から保護するためにはできるだけ早めの対処が必要です。
高圧洗浄と外壁塗装でチョーキングが起こらないようにメンテナンスをおこないましょう。
チョーキングが気になる方は、手で触って白い粉がつくかどうか、水に濡れた際に変色するかどうかをチェックしてみてください。

 

*K*

 

 

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