雨樋から水漏れが!注意すべき劣化症状や補修方法とは?
投稿日:2023.10.14
雨樋から水が漏れていた!という経験はありませんか?
外壁塗装工事をする際、外壁ばかりで雨樋までは目がいかない方も多いでしょう。
しかし、雨樋には建物の耐久性に関わる重要な役割があるため、外壁塗装と併せてメンテナンスすることが大切です。
本記事では、雨樋の注意すべき劣化症状や補修方法、放置した場合のトラブルについて解説します。
雨樋とは
雨樋は、屋根に降ってきた雨水を地上に排水するための装置です。
横樋、縦樋、集水器などの様々な部材から構成されており、建物の耐久性を保つために非常に重要なものです。
雨樋には、雨水の浸入を防いで雨水から建物を守るという大切な役割があります。
もし雨樋がなかったり破損している場合は、雨水が外壁材をつたってしまい、傷んだ外壁から雨水が浸入してしまいます。
そして雨漏りへ発展し、建物の腐食にもつながってしまうのです。
雨樋の劣化サイン
雨樋に以下のような劣化のサインが現れたら、建物の耐久性に影響が出てしまうため、できるだけ早めのメンテナンスをおこないましょう。
・異物の詰まり
・雨樋の歪み
・雨樋の割れや外れ
・金具のサビ
それぞれの原因や症状について詳しく解説します。
異物の詰まり
雨樋から雨水があふれている場合は、異物が詰まっている可能性があります。
異物の原因となるのは、落ち葉や木の枝、砂埃や虫の死骸などです。
このような異物が詰まっている場合は、ほとんどの場合は異物を取り除いて清掃することで解消することができます。
雨樋の横から雨水があふれてしまうと、地面に直接雨が落ちることで跳ね返った雨水が基礎に当たり、基礎を傷める原因にもなってしまいます。
そのため、清掃や落ち葉除けネットなどによって対処することが大切です。
雨樋の歪み
雨樋は常に外気にさらされているため、自然災害や経年劣化の影響を受けてしまいます。
雪が多く降る地域では、積雪によって雨樋に歪みが発生することがあります。
雨樋が歪んでしまうと雨水を上手く集めて流すことができず、雨樋が正常に機能しなくなってしまうのです。
雨樋の割れや外れ
雨樋が割れたり外れたりする原因は、主に経年劣化によるものです。
常に紫外線や雨風などにさらされている雨樋は、年数の経過によってひび割れたり外れたりしてしまいます。
自然災害によって割れや外れが起こることもありますが、部分的な破損で雨樋の寿命である20~25年が経過している場合は、経年劣化が原因と考えられるでしょう。
雨樋が割れてしまうと、割れている箇所から雨水が漏れて、雨水が外壁材をつたってしまうことで外壁材が傷んでしまいます。
そのため、雨水から外壁材を守るためにも補修する必要があります。
金具のサビ
雨樋は様々な部材で構成されており、それぞれ金具で取り付けられています。
金具にはサビが発生するため、美観を保つためにもメンテナンスが必要です。
また、美観だけではなく、放置することで穴が開いたり割れたりなどの劣化に発展することもあります。
雨樋の劣化を放置した場合
前述の通り、雨樋に劣化が発生していた場合は、外壁材や建物を守るためにも補修が必要です。
もし補修をせずに放置し続けた場合は、以下のようなトラブルが生じてしまいます。
・外壁材が劣化する
・建物内部に雨水が浸入する
・騒音が発生する
外壁材が劣化する
雨樋が割れたり外れたりすることで雨水が正常に流れず、破損した箇所から雨水が漏れてそのまま外壁材へとつたってしまいます。
雨水が外壁材をつたってしまうと、次第に外壁材が傷んでしまうのです。
そして外壁材の傷みは、結果的に建物自体の耐久性に影響してしまいます。
建物内部に雨水が浸入する
雨樋から雨水が漏れてしまうと、外壁材を傷めるだけではなく雨漏りの原因にもなってしまいます。
外壁に雨が流れ続けることで、傷んでしまった外壁材から雨水が浸入してしまい雨漏りへと発展してしまうのです。
また、高い位置から雨水が落ちることで地面から跳ね返った雨水が基礎に当たり、基礎を傷めて雨水が浸入する場合もあります。
騒音が発生する
破損や詰まりなどによって雨樋が正常に機能しなかった場合、屋根から雨水が直接地面に落ちて騒音が発生してしまいます。
騒音は近隣に迷惑をかけてしまい、近隣トラブルに発展するケースもあるため、できるだけ早めの対処が必要です。
雨樋の補修方法
最後に雨樋の補修方法について解説します。
雨樋の補修は以下の3つの方法でおこないます。
・部分補修
・部分交換
・全交換
どの方法が適しているかは、雨樋の劣化状態によって異なるため詳しく解説します。
部分補修
雨樋の接続部が外れていたり緩んでいる場合は、部分補修が可能です。
接続部を一度外して、再度接着剤で取り付けます。
また、小さなひび割れが発生している場合は、補修用テープをひび割れ箇所に巻いて部分補修をおこないます。
部分交換
雨樋の一部が破損している場合は、部分交換をして修理をおこないます。
一部の割れ・歪み・欠落などで、破損している箇所が1箇所ほどであれば、部分的に交換することが可能です。
全交換
部分補修や部分交換などで対応できない場合は、雨樋の全交換をおこないます。
たとえば、破損している箇所が数カ所ある、または耐用年数を大幅に超えている場合などです。
雨樋の耐用年数は20~25年程度です。
この年数を経過している場合は、部分補修や部分交換をしてもすぐに他の箇所が破損する可能性があるため、全交換がおすすめになります。
まとめ
雨樋は、雨水を地上に排水するために取り付けられた装置です。
劣化によって雨樋が機能しなかった場合、外壁材や基礎を傷めて雨水の浸入を許してしまうことになります。
そのため、雨樋に歪みや割れ、外れなどがある場合はできるだけ早めの補修をおこないましょう。
劣化の状態によって部分補修・部分交換・全交換など補修方法も異なってくるため、本記事を参考に適切なメンテナンスをおこないましょう。
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