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モルタル外壁とは?劣化サインやメンテナンス方法を解説

投稿日:2023.12.16 更新日:2023.12.28

モルタル外壁とは?劣化サインやメンテナンス方法を解説

 

モルタル外壁は耐用年数は30年ともいわれ、そのほかにも数多くの利点を備えているため、日本の建築業界では長年採用されています。
ただし、その耐久性を保つためには定期的なメンテナンスが必須です。
長期間の雨風や厳しい寒暖差の影響で、モルタル外壁は少しずつ劣化してしまうのです。

本記事では、モルタル外壁のメンテナンスに関するさまざまな知識をわかりやすく解説します。
モルタル外壁の知識を深め、日本を支える建造物をより長く支えましょう。

 

 

 

モルタル外壁とは?

モルタル外壁とは?劣化サインやメンテナンス方法を解説

モルタル外壁とは、水と砂、セメントを混ぜた建築材料で作られた外壁です。
約30年もの優れた耐用年数があり、耐火性も高くさまざまな気候に対応できます。
しかし、仕上がりが施工者の技術に左右されてしまうのが難点です。
現在は、カットしたボードを壁に貼り付ける「サイディング外壁」が主流で、施工費用や工期の早さなどでサイディングは人気があります。
しかし、モルタル外壁にもさまざまな利点があります。

 

 

 

モルタル外壁のメリットとデメリット

モルタル外壁とは?劣化サインやメンテナンス方法を解説

ここではモルタル外壁のメリットとデメリットを解説します。

 

 

モルタル外壁のメリット

モルタル外壁のメリットは耐久性の高さや、どんな形状の建築物にも対応できる柔軟性、優れた耐火性・断熱性があることです。

 

モルタルは元の材料すべてが不燃材料なので、火災に対しての安全性は随一です。
不燃材料とは、20分間加熱しても燃焼を起こさない材料を指します。

 

また、モルタル外壁は断熱材としても有用であり、その断熱性は金属製の外壁と比べて高い評価を得ています。
遮熱塗料も追加活用すれば、日本の猛暑をしのぐ外壁としてその価値はさらに高まるのです。

 

さらに、モルタル外壁の柔軟性はサイディング外壁に勝っています。
液状の物体を壁に塗るモルタルはつなぎ目が目立ちません。
固体である板を切り分けるサイディング外壁では、つなぎ目をコーキングで埋められますが、劣化具合によってはつなぎ目が目立ってきます。
材料比率を変えればモルタルの質も変わるため、その出来栄えは千差万別です。

 

 

モルタル外壁のデメリット

モルタル外壁のデメリットは、ひび割れのしやすさチョーキング施工時の品質のばらつきです。

 

モルタル外壁は時間の経過や寒暖差、雨風の影響によって劣化します。
劣化を放置しているとひび割れが起きやすくなり、単純な外観の悪さにも直結します。
また、モルタル外壁は継ぎ目がないのが特徴ですが、継ぎ目がないために地震の影響をダイレクトに受けてひび割れてしまうのです。
地震大国の日本では、明確な弱点の1つです。
そのため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

チョーキングとは、モルタル外壁の表面に白い粉が発生する現象です。
強い紫外線や雨風の影響を受けると、モルタル外壁の塗料が剥がれることがあります。
これはメンテナンスの時期を示すサインなので、見逃してはいけません。

 

そして、モルタル外壁の質は業者のスキルによって大きく変わります。
職人技によってムラなく仕上がった外壁は、人々の目を惹きつけるでしょう。
しかし個人の技量に依存するために、施工者によっては不満を持ってしまうかもしれません。
現在はサイディング外壁が流行っているため、モルタル外壁の施工技術を受け継ぐ新人が現れにくいのも向かい風といえるでしょう。

 

 

 

モルタル外壁の劣化症状

モルタル外壁とは?劣化サインやメンテナンス方法を解説

モルタル外壁の補修周期は、1年、5年、10年とさまざまな説があります。
建造物の状態や環境によってメンテナンス周期は変わるので、日頃から異常を見落とさないことが大切です。
では、モルタル外壁の劣化症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な劣化症状は以下になります。

 

・ひび割れ
・チョーキング
・塗膜の剥がれ

 

ひび割れやチョーキング、症状が悪化すると塗装が剥がれたりするため、見つけた場合は早めに部分補修するか業者に相談しましょう。
塗膜が剥がれ落ちたり雨漏りしたりといった症状には個人では対応できないため、業者へ連絡し早めに対処してもらいましょう。

 

 

 

 モルタル外壁のメンテナンス方法

モルタル外壁とは?劣化サインやメンテナンス方法を解説

最後にモルタル外壁のメンテナンス方法を解説します。
モルタル外壁のメンテナンス方法には、大きく分けて2種類あります。

 

 

部分補修

小さなひび割れや欠けなどの軽めの劣化に対してならば、自分で部分補修することもできます。
コーキング材や高圧洗浄機を活用して対応できますが、あくまで応急処置であることを忘れてはなりません。
また、専門業者ではない個人の技量では、外壁の質に差が出る可能性が大きいです。
見逃してはならない異常を見落とすこともあります。
そのため、はじめから専門業者に相談して対処してもらうことをおすすめします。

 

 

外壁塗装

チョーキングの発生や外壁の剥がれ具合によっては、広い範囲で再塗装する必要があります。
外壁塗装の相場は家の大きさによって差がありますが、およそ60万円~120万円です。
小さな異常を放置してしまうとその分費用もかかってしまうため、早め早めの相談と定期メンテナンスを心がけましょう。
また、部分補修の軽いメンテナンスならば無料で受けてくれる業者もありますが、無料だから良いというわけではないため、業者に依頼する際は複数の見積もりを取ることが大切です。

 

当社の外壁塗装工事については、「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

 

 

 

まとめ

モルタル外壁は耐久性や耐火性、優れたデザイン性を持ちますが、定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
メンテナンスの周期にはさまざまな説がありますが、とりあえず異常を見つけた際には業者に相談しましょう。
異常を放置すればするほどひび割れやチョーキングが起きる可能性は高まり、最悪の場合は雨漏りにもつながってしまいます。
小さな異常を早めに発見・対処することで、大規模な補修を避けることができ費用も抑えることができるでしょう。
家の定期的な見回りを実施することが、家だけでなく自分と家族の心身を守る事にもつながります。

*K*

 

 

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