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夏には外壁を遮熱塗装した方がいい?気になる特徴や選び方を解説

投稿日:2024.4.20

夏には外壁を遮熱塗装した方がいい?気になる特徴や選び方を解説

「家の暑さをどうにかしたい!」と悩んでいる人はいませんか?

冷房をガンガン効かせているのに、なぜか熱がこもりやすい部屋ってありますよね。

そんな時は、外壁に遮熱塗装を施すと室内温度が下がるのでおすすめです。

しかし、遮熱塗装がどんな性質かわからないまま使用して、「思っていたのと違った」と後悔する人が多いです。

そこで今回は、遮熱塗装について理解していただけるように特徴や選び方を解説します。

 

 

遮熱塗装とは

夏には外壁を遮熱塗装した方がいい?気になる特徴や選び方を解説

 

遮熱塗装とは、太陽光を反射させる効果があるものです。

よくある間違いとして、断熱塗装と遮熱塗装を混同している人がいますが、両者には明確な違いがあるのです。

断熱塗装は太陽光の熱が伝導する速度を緩やかにするので、部屋の温度を逃がしづらく、冬場に適しています。

一方、遮熱塗装は太陽光を反射させ室内に熱が侵入するのを抑えるので、夏に適しています。

つまり保温効果が「ある方が断熱塗装」「ない方が遮熱塗装」と覚えておけば間違いありません。

 

 

外壁を遮熱塗装するメリット

夏には外壁を遮熱塗装した方がいい?気になる特徴や選び方を解説

 

外壁を遮熱塗装にするメリットは以下の4つです。

 

・室内温度の上昇を抑えられる

・節電、省エネになる

・外壁の寿命が長くなる

・助成金が使える

 

室内温度の上昇を抑えられる

遮熱塗装は太陽光を反射させて、室内温度の上昇を抑える効果があります。

猛暑日ではかなりメリットがあり、遮熱塗装を施していない外壁と比べると、2〜3度程度の室内温度を低下できます。

少しの差では?と感じますが、たとえ少しの温度変化でも体感では十分な変化を感じられるでしょう。

 

節電、省エネになる

外壁を遮熱塗装にすると、室内温度の低下でエアコンの使用頻度が少なくなるため、電気代を節約できます。

夏場の一般家庭が消費する電力の50%以上はエアコンであり、室内温度が1度下がるだけでもかなりの効果です。

また、エアコンの使用を抑えるとCO2の排出も減るため、省エネ効果もあります。

エアコンの使用量が多いと感じている人は、遮熱塗装を検討してください。

 

外壁の寿命が長くなる

一般的な塗装は熱が加わると劣化が進行しますが、遮熱塗装は太陽光を反射させる効果があるため外壁が劣化しづらいです。

特に金属材を使用している外壁の場合、温度差で伸びたり縮んだりしてひび割れるので、遮熱塗装は効果的です。

外壁が劣化しやすい場合は遮熱塗装を検討しましょう。

 

助成金が使える

遮熱塗装の工事に、助成金が給付される可能性があります。

助成金が出る理由としては、遮熱塗装による室温低下の影響でエアコンの使用量を抑え、CO2を削減することを目的としています。

しかし、助成金が出るかは自治体によってさまざまです。

詳しい内容が知りたい方は、事前にご自身の住んでいる自治体に確認することをおすすめします。

 

 

外壁を遮熱塗装するデメリット

夏には外壁を遮熱塗装した方がいい?気になる特徴や選び方を解説

 

・コストが高い

・劣化すると遮熱効果が落ちる

・保温効果はない

 

コストが高い

遮熱塗装は太陽光を反射させる特殊な効果を持っているため、一般的な塗料よりもコストが高い傾向にあります。

また、遮熱塗装はムラになりやすく、技術力がある人しか塗装できないので、施工費も高くなりやすいです。

商品によっては価格が2倍近く違う場合もありますが、耐用年数や節電効果などのランニングコストを考慮すると、トータルで金額が安くなる可能性があります。

 

劣化すると遮熱効果が落ちる

遮熱塗装は、塗膜が劣化したり汚れたりすると遮熱効果が落ちます。

外壁がキレイな状態では正常に太陽光を反射するのですが、表面が汚れていると汚れが光を吸収してしますので反射しづらくなります。

定期的に外壁を洗浄してキレイな状態を保つと、効果が落ちづらいです。

 

保温効果はない

遮熱塗装は太陽光や熱を反射するだけなので、保温効果はないです。

そのため、遮熱塗装は部屋を涼しくしたい夏場は適してますが、部屋の熱を外に出したくない冬場は適しません。

遮熱塗装には保温効果があると勘違いしている人が多いため、覚えておきましょう。

 

 

遮熱塗装を選ぶポイント3選

夏には外壁を遮熱塗装した方がいい?気になる特徴や選び方を解説

 

遮熱塗装は種類によって機能に差があるので、慎重に選ぶ必要があります。

正しい遮熱塗料を選ぶポイントは以下の3つです。

 

・グレードの高い塗料を選ぶ

・親水性の高い塗料を選ぶ

・明るめの塗料を選ぶ

 

グレードの高い塗料を選ぶ

グレードによって遮熱効果の耐久性に差が出ます。

主に、遮熱塗料のグレードは以下の5つです。

・アクリル塗料(耐久年数:5~7年)

・ウレタン塗料(耐久年数:8~10年)

・シリコン塗料(耐久年数:10~15年)

・フッ素塗料(耐久年数:15~20年)

・無機塗料(耐久年数:20~25年)

 

グレードが高くなるほど耐久年数が長くなり、コストも高くなります。

しかし、塗り替えの頻度などのメンテナンス面も考慮すると、グレードが高い方がトータルで払う金額が安くなる可能性があります。

初期費用とランニングコストのバランスを考えて、塗料を選ぶと良いでしょう。

 

親水性の高い塗料を選ぶ

親水性の高い塗料は水に馴染みやすくなるため、雨が降ったときに汚れを一緒に流してくれます。

遮熱塗装は汚れると遮熱効果が低下する性質があり、常にキレイな状態を保つ必要があるので親水性の高さは重要です。

汚くなりやすいところは積極的に親水性の高い塗料を選びましょう。

 

明るめの塗料を選ぶ

明るい色の塗料を選ぶと光の反射率が良くなって、遮熱の効果が高まります。

特に、使用する塗料を白色に近づけるほど効果が現れやすいのでおすすめです。

注意点としては、黒色に近づくと光を吸収しやすく、遮熱の効果が低くなる可能性が高いので気を付けてください。

塗料のカタログに反射率が記載されているので、チェックするとよいでしょう。

 

 

外壁の遮熱塗装以外で遮熱効果を得るには?

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外壁の遮熱塗装以外で遮熱効果を得るには、以下の2点を実施するとよいでしょう。

 

・屋根を遮熱対策する

・窓を遮熱対策する

 

屋根を遮熱対策する

屋根は太陽光が直接当たりやすいところなので、室内の温度上昇の原因になります。

特に金属屋根は熱伝導率が高く温度が上がりやすいため、遮熱対策をすることをおすすめします。

屋根の遮熱対策方法は以下の3つです。

・屋根を遮熱塗装する

・遮熱機能付きの屋根材にする

・屋根に遮熱シートを貼る

 

屋根の遮熱対策はDIYでもおこなえそうですが、高所での作業で怪我をしたり、さらなるトラブルのもとになったりするため、必ず業者でおこなうようにしてください。

 

窓を遮熱対策する

夏に外から侵入してくる熱の70%以上は窓なので、効率的に遮熱対策がしたいなら窓からおこなうとよいでしょう。

窓の遮熱対策方法は以下の2つです。

・窓に遮熱シートを貼る

・遮熱ガラスにする

 

特に日が多く当たる西側の窓を遮熱対策すると効果が現れやすいので、優先的におこないましょう。

 

 

まとめ

遮熱塗装は太陽光を反射させ室内の温度を上げない効果があるため、室内を涼しくしたい人や光熱費を節約したい人にはおすすめです。

遮熱塗料を選ぶ際は特徴をしっかり把握して、本当に自分に合っているのか確かめると失敗なく選べます。

それでも悩む場合は、業者に相談すると適切なアドバイスをくれるのでおすすめです。

 

*K*

 

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