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サイディング外壁の種類は4つ!それぞれの特徴を解説

投稿日:2024.10.26 更新日:2024.11.5

サイディング外壁の種類は4つ!それぞれの特徴を解説

外壁材リフォームを検討されている方の中で、サイディング外壁材が気になっている方もいるのではないでしょうか?

サイディング外壁材は、国内普及率80%と人気の外壁材です。

種類は、窯業系・金属系・木材系・樹脂系の4種類があります。

種類やデザインが豊富な窯業系や断熱効果の高い金属系など、それぞれの素材に特徴があります。

この記事では、それぞれの素材のメリット・デメリットを紹介します。

 

 

サイディングとは?

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サイディングとは、外壁に使われる外壁材の1つです。

サイディング材は工場で生産され、作られた素材を貼り合わせて施工します。

工場での大量生産ができるため、工期が短く費用を抑えられるだけでなく、品質にムラが出にくい利点があります。

その上、レンガ調や石目調・木目調などデザインも豊富です。

そのため、外観を大きく変えられる魅力があります。

 

現在では、国内の外壁材の約80%以上のシェア率をしめています。

種類は窯業系・金属系・木材系・樹脂系の4種類あり、その中でも窯業系サイディングは、国内シェアがおよそ70%と他の素材と比べると圧倒的な人気です。

一方、外壁の継ぎ目にシーリング材を使用するため、ひび割れなどシーリング材の劣化が発生するデメリットがあります。

 

 

窯業系サイディング

サイディング外壁の種類は4つ!それぞれの特徴を解説

窯業系サイディングは、主な原料のセメント質と繊維質などを混ぜ合わせて作ります。

 

メリット

窯業系サイディングのメリットは3つあります。

 

・耐火性

・耐震性

・デザインやカラーが豊富

 

耐火性については、セメントを主原料にしているため、国から不燃料材や準不燃料材として認定されています。

また最近では、雨の水で外壁材の汚れを洗い落としてくれる、セルフクリーニング効果がある高機能の窯業系サイディングもあります。

窯業系サイディングの大きな特徴の1つが、タイル調や木目調などのデザインやカラーも豊富にある点です。

外壁材として天然素材の木材を使用した場合には耐火性の不安があったり、本物のタイルを使用した場合には費用の負担が増えてしまいます。

しかし、窯業系サイディングを使用することで、お好みのデザインで耐火性やコストの不安も解消できます。

その上、遠くから眺めた場合、実物と見分けがつきにくいことがメリットです。

 

デメリット

主なデメリットを2つ紹介します。

 

・定期的なメンテナンスが必要不可欠

・防水性が低い

 

他の素材と比べると窯業系サイディングは、定期的なメンテナンスが欠かせない外壁材です。

例えば、施工の際に外壁材の表面に塗料を塗りますが、経年劣化の影響により塗料が劣化し、見た目にも古びた印象を与えてしまいがちです。

他にも、窯業系サイディングの主原料はセメントなので、一般的に防水性の高い塗料を使用していますが、永久に防水機能があるわけではありません。

月日の経過とともに劣化が現れてきます。

そのため、約10〜15年ごとのメンテナンスが必要です。

 

 

金属サイディング

サイディング外壁の種類は4つ!それぞれの特徴を解説

サイディング外壁の中で、窯業系サイディングに次いで多く使用されている外壁材です。

 

メリット

主なメリットは2つです。

 

・断熱性が高い

・軽量

 

金属は熱伝導が高い性質がありますが、そのデメリットをカバーするために芯材に断熱材が使われているため断熱性が高い利点があります。

窯業系サイディングと比べると約5倍の断熱効果があります。

そのため、室内の温度を一定に保つことができ、電気代を節約できて環境にもやさしいです。

また、軽量で住宅自体に負担がかかりにくいため、修理時にはカバー工法としても用いられます。

他にも、強度が高いためひび割れがしにくく、メンテナンスの回数を抑えられるメリットもあります。

 

デメリット

デメリットを2つ紹介します。

 

・サビの発生

・費用が高い傾向にある

 

金属サイディングの場合、表面にサビを防ぐためにメッキが施され、塗装でコーティングしています。

しかし、経年劣化の影響によりメッキが剥がれ、その部分からサビが発生してしまうことがデメリットです。

さらに、サビた部分から穴が空いてしまい、雨漏りの原因にもなってしまいます。

また金属サイディングは、窯業系サイディングと比較すると費用がかかってしまう傾向にあります。

費用がかかると言われているモルタルやタイルなどと比較すると高くはありませんが、費用を抑えてリフォームをしたい方にはおすすめできません。

 

 

木材系サイディング

サイディング外壁の種類は4つ!それぞれの特徴を解説

木材系サイディングは、天然の木材を使用し表面には塗料を塗っています。

最大の魅力は、木の温もりや温かみを感じられることです。

 

メリット

主なメリットは以下の2つです。

 

・耐久性

・断熱性

 

木材は熱を吸収しにくい性質があります。

天然素材を使用している木材系サイディングは、四季それぞれの気温に左右されることなく、室内の温度を一定に保ってくれる利点があります。

 

デメリット

デメリットは以下の2つです。

 

・価格が高い

・腐食しやすい

 

木材系サイディングは、他のサイディング材と比べると価格が高いことがデメリットです。

高品質の木材を用いると、その分価格も高くなってしまいがちです。

また、木材は燃えやすく吸水性が高いです。

しかし、最近では不燃処理されたものもあり、耐火性能が高くなってきています。

他にも、木材系サイディングは雨水など染み込んで腐食しやすいため、3〜10年ごとのメンテナンスが必要になってきます。

 

 

樹脂系サイディング

サイディング外壁の種類は4つ!それぞれの特徴を解説

アメリカで多く使用されている樹脂系サイディングは、日本ではあまり使用されている住宅が少ないのが現状です。

 

メリット

樹脂系サイディングのメリットを3つ紹介します。

 

・軽量

・デザイン性が高い

・メンテナンス期間が長い

 

塩化ビニル樹脂を使用した樹脂系サイディングは、薄い板状の外壁材です。

軽量のため、重ね張りにも適しています。

また、シーリング材を使わないで施工できるメリットがあり、デザイン性が高いです。

他にも、メンテナンス期間が約20〜30年と長く、コーキング材によるひび割れなど劣化の心配もありません。

このようにメンテナンス回数を軽減できる点がメリットになります。

 

デメリット

デメリットを2つ紹介します。

 

・施工できる職人がほとんどいない

・手間賃がかかる

 

最近では少しずつ施工できる職人が増えてきているものの、他のサイディング材に比べるとまだ少ないのが現状です。

しかし、樹脂系サイディングの耐久性の高さや機能性に優れているなどの利点があるため、これからどんどん普及されていくことが予想されます。

また、樹脂系そのものの材料費の価格は安いですが、他の窯業系や金属系と比べると施工難易度が高いため、手間賃が高くなってしまうことがデメリットです。

しかし、10年や20年と長い期間で見た場合、他の外壁材よりもメンテナンス回数が少ないためコストを抑えられるでしょう。

 

当社の外壁塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

 

 

まとめ

窯業系サイディングは、国内普及率が70%と高いです。

その理由は、コストパフォーマンスが高く、種類やデザインが豊富にあることが挙げられます。

また、断熱性を重視したい方は金属系サイディング、温かみのある外観にしたい方には木材系がおすすめです。

アメリカで普及されている樹脂系サイディングは、今の所国内普及率は少ないものの、耐久性が高く機能性にも優れています。

それぞれ特徴やメリットなどが異なるため、ご自分の目的に合ったサイディングを選びましょう。

 

*K*

 

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