お住まいの屋根、外壁に、ヒビが入っていたり、他の人にはがれてる、と言われたりすると、とても不安になりますよね。
特に、飛び込み営業マンに、『修理しないと雨漏りしますよ！』なんて言われると特に不安になるかと思います。
しかし、焦らなくて大丈夫です。まずはここで、リフォームの考え方をご理解いただき、必要であれば修理やリフォームをご検討ください。
１．なぜ、屋根や外壁はメンテナンスが必要なのか
住宅の屋根や外壁は、住まいを雨や風、紫外線から守る大切な役割を果たしています。当然、築10年も経過すると、色あせや、ひび割れなどの症状が出ることも珍しくありません。
屋根や外壁のメンテナンスの一番の目的は、美観以上に、家の防水機能の維持です。
住まいの一番の大敵は、実は水分なのです。
住まいの一番の敵は水分。
劣化は見えない建物内部に広がります
家にとって水分がよくない理由は以下の通りです。
- ➀ 雨漏りなどで、建物内部に水分が入る
- ➁ 内部の木部が腐食し、シロアリ被害が発生しやすくなる※ シロアリは水分を含んだ木が大好物なのです。
- ➂ カビも発生し、内部から腐食し、家の耐久性が下がる。
- ➃ 気が付いた時には、基礎部分から補修が必要になるため、リフォーム費用が高くなってしまう。
このような流れで劣化は進行します。
そのほかにも、結露で内部の劣化が進む場合もありますし、2000年以前に建てられた住宅は、直貼り工法といって、サイディングと内部に隙間がないため、見た目はきれいでも腐食しているケースも少なくありません。
雨漏りさせないために、
屋根・外壁の点検を
オススメしています
そのようなことにならないよう、修繕はともかくとして、屋根や外壁の劣化、くすみ、はがれ、ひび割れなどに気が付いたら、点検だけでもやっておくと、後々後悔することは少なくなるでしょう。
そして、塗装工事や屋根工事、防水工事の基本的な目安として、塗装メンテナンスは10年に一度（※）、20～30年経過したら、張り替えも検討しましょう。
※ 一般的な木造住宅の場合
屋根や外壁は、実際に生活に支障がなければ、なかなかお手入れしようとは思わないものです。しかし、５年～10年に一度は点検することをオススメしています。
屋根・外壁０円点検２． 雨漏りが発生する理由と、その修繕方法について
雨漏りが発生する箇所で最も多いのがベランダです。理由は、ベランダは、窓サッシ、ベランダ床、排水溝など、いろいろな部材が使われています。その部材同士の取り合い箇所から、漏水して雨漏りすることが多いのです。
基本的には、外装材のひび割れ、コーキングのはがれ、もしくは外装材の施工が甘かった場合に発生します。
そのほかにも、換気口周辺部、サッシ、庇周りなど、雨漏りリスクの高い箇所はいくつかあります。
雨漏りの発生理由①
～シーリングのはがれ
建物の外装は様々な部材が組み合わさってできています。その各部材の隙間を埋めるのがシーリング（コーキング）と呼ばれるものです。
このシーリングは一般的に8~10年もすると、ひび割れが発生し、場合によっては剥がれて劣化してきます。
すると、その箇所から漏水し、雨漏りが発生するのです。
雨漏りの発生理由②
～屋根のひび割れ、はがれ
屋根のひび割れ剥がれが発生しても、すぐに雨漏りするわけではありません。屋根は、屋根材の下に、防水シート（ルーフィング）と呼ばれるゴムシートが張っており、それが二次防水になるからです。
しかし、築10年以上経過すると、そのルーフィングも劣化しています。ルーフィングが地震などで破れていた場合、屋根のひび割れが雨漏りに直結することもあるのです。
雨漏りの発生理由③
～雨仕舞いが不十分で発生する雨漏り
屋根工事をするにあたり、「雨仕舞い」が非常に重要になります。「雨仕舞い」とは、雨が降った際に、雨漏りしないよう、雨水を逃がすような施工をしなくてはいけないのです。
しかし、鼻隠しや、唐草などの屋根の先端部分の雨仕舞いが不十分で雨漏りしたり、庇などのように、屋根と外壁の接合部分の雨仕舞いが甘く、雨漏りすることがあるのです。
これ以外にも、雨漏りの発生原因は様々です。雨漏りが発生した際にこれらの雨仕舞いを理解している施工店が修理しないと、雨漏りが再発するケースが少なくありません。
ペンキを塗るだけでは、雨漏りは解消するとは限りません。雨漏りが発生すると、つい、焦ってしまいますが、２社以上の話をきいて判断するのが賢明です。
３． リフォームを考えるときに起きる問題とは？
雨漏り発生の有無にかかわらず、リフォームを検討する際に一番の問題が、業者選びです。
塗装専門店は、「基本的に塗装すれば大丈夫」ということが多いですが、内部が劣化しているのに、外側にペンキを塗って大丈夫なはずがありません。
これらの専門知識を持ち、塗装も、張り替えも施工できる業者に依頼するのが、最も失敗しない選択肢なのです。
大規模リフォームか、小工事でとりあえずしのぐか
屋根のひび割れ、コーキングのはがれ、などなど、劣化した箇所を点検したのちに、必ずしも大きなリフォームが必要とは限りません。
もちろん、リフォーム店は、高単価になる大規模リフォームを提案するかもしれませんが、過去のお客様で、コーキングの補修だけでいいのに、全塗装しないと！といわれて塗装リフォームをしたお客様のお話も伺いました。
経年劣化が原因のものは、全面的にリフォームをしたほうがいいです。なぜならば、劣化箇所のみ補修しても、他が破損するのは時間の問題だからです。
しかし、コーキングだけが劣化している場合や、飛来物などの外的要因でひび割れが起きているなら、それは部分補修で問題ありません。
当店は、修繕工事は、内容の異なる３案ご提示致します。そして、それぞれのメリット、デメリットをご提示させていただきますので、ご家族できちんと話し合っていただき、最適なプランをご検討いただければ幸いです。
お見積りと費用について４． リフォームで失敗しないために
屋根や外壁のリフォームの際、専門的な知識のないお客様が業者を選ぶのは大変だと思います。しかし、これだけは言えるのは、
- ① 飛び込み業者は大体高額。当社見積りの倍以上します。
- ② 塗装も張り替えもできる業者に相談するべき
- ③ 地元で10年以上やっている業者なら比較的安心
というのが一つの基準になります。
リフォームを後悔しないためにも、
相見積もりを取りましょう
屋根や外壁のリフォームは、定価と呼ばれるものがありませんので、金額も施工内容も一般のお客様には判断が難しいかと思います。
だからこそ、業者を選ぶ際には、相見積もりを取ることで、各業者の言い分の違い、工事内容の違い、金額の違いなどがよく分かると思います。
当社の無料見積もりもお気軽にご利用ください。地域密着店として、親身になって対応させていただきます。
