事前に知っておくと快適に!外壁塗装工事中の過ごし方
投稿日:2019.4.10 更新日:2025.9.11
外壁塗装は家を長持ちさせるために重要な工事ですが、10年に1度が目安とされているので何度も経験するものではありません。
なかには、はじめて塗装工事をおこなうという方もいると思います。
外壁塗装は天候や使用する塗料によって前後はしますが、約2週間程度の期間がかかり、その間どのように生活を送れば良いのか分からないことも多いでしょう。
本記事ではそのような方に向けて、外壁塗装中に快適な生活を送れるように過ごし方のポイントについて紹介します。
少しでも工事で不安な気持ちをお持ちの方の手助けになれば幸いです。
外壁塗装工事の流れ
工事中に快適な生活を送るためには、まず外壁塗装工事の流れについて理解しておきましょう。
塗装工事にはさまざまな工程があります。
①近所への挨拶周り
②足場の設置
③高圧洗浄
④養生
⑤下地処理(ひび割れ補修・コーキング補修)
⑥下塗り(塗装1回目)
⑦中塗り(塗装2回目)
⑧上塗り(塗装3回目)
⑨最終チェック
⑩足場解体
⑪工事完了
外壁塗装では必ず足場を設置しますが、その際金属を叩く音が響いて大きな音が発生します。
また、高圧洗浄時や塗装時には水の侵入や塗料の臭いによって、窓の開閉が制限されてしまいます。
このように作業内容によって注意が必要な点があるため、どのように過ごしたら良いか事前に確認しておくことが大切です。
(塗装工事の流れについて詳しくはこちらをご覧ください)
外壁塗装工事中の過ごし方
外壁塗装中は、さまざまなことが制限されてしまいます。
快適に過ごすためには、以下の注意点についてしっかりと把握しておきましょう。
工事期間中に外出について
工事期間中は外出しても問題はありません。
外壁塗装工事は屋外でおこなわれるため、お客様が不在でも作業を進めることができます。
ただし、足場や飛散防止シートが周囲からの視界を遮り、空き巣が侵入しやすい状態になるため、しっかりと施錠をおこなうことが大切です。
日中は職人が作業しているので空き巣被害は少ないですが、作業が終わった後や深夜には空き巣の被害が増えてしまいます。
とくに2階は1階に比べると施錠していない人が多いため、ベランダや2階の窓などから侵入することも多いです。
工事中は普段以上に施錠をしっかりとおこない、空き巣被害に遭わないよう気をつけましょう。
また、工事の際に電源や水道が必要になるときがあるため、塗装業者からお客様へ使用していいかを確認する場合があります。
そのため、外出時には一声かけるか電話番号をあらかじめ伝えておくと、お互いに気持ちよく工事を進めることができるでしょう。
窓の開閉について
外壁塗装では外壁を洗浄する作業があります。
専用の高圧洗浄機は水圧が非常に強いため、窓を開けることはできません。
また、窓の鍵も閉めていただきたい作業になります。
高圧洗浄が終わったあとは窓を開ける事は可能ですが、どうしても塗料の臭いが発生してしまうため、あまりおすすめはできません。
塗料は無害ではありますが、臭いが部屋全体に充満する恐れがあるため窓を開けるのは控えましょう。
とくに使用する塗料が溶剤系塗料だと臭いがきつくなり、水性塗料であっても多少の臭いはあります。
また、もし窓を開けたとしても家全体がシートで覆われているため、風通しは良くないと思っていたほうが良いでしょう。
塗装業者によっては窓が完全に開けられなくなる場合もあるので、事前の確認が必要です。
洗濯物について
塗装工事中は部屋の窓だけでなく、ベランダの窓や床、手すりなども養生によって覆われてしまいます。
そのため、ベランダへの出入りが難しくなり、洗濯物などが干せなくなります。
いつまで洗濯物が干せないかどうかは塗装業者によって異なり、「高圧洗浄や塗装作業中の数日間だけ」という業者もあれば、「足場設置後から工事が終わるまで干さないでほしい」という業者もいます。
その理由は、塗料が洗濯物に飛び散ったり、風で洗濯物が飛ばされると塗装したばかりの壁に付着する恐れがあるからです。
洗濯物を干したことが原因で塗装が失敗したり洗濯物が汚れたりすると、塗装業者との間でトラブルが発生することもあるため、塗装工事中は室内干しをおすすめします。
また、洗濯物以外でも置いてある物に塗料が飛散することもあるため、スムーズな塗装工事をおこなうためにも、ベランダや庭などの物はなるべく片付けておくようにしましょう。
エアコンや給湯器の使用について
塗装業者はエアコンが使用できるように室外機を養生するため、エアコンは基本的に使用しても問題はありません。
ただし、高圧洗浄時やベランダを塗装する時など使用できない場合もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
高圧洗浄作業ではエアコンに水が入ってしまう恐れがあるため、必ず養生をおこないます。
そのため、一時的ではありますがエアコンは使用できません。
また、室外機が設置されているベランダを塗装する際は、エアコンを使用することで結露水が出てきて塗装が流れてしまう恐れがあるため、エアコンは使用できません。
このように工程の都合上エアコンが使用できないこともあるため、特にエアコンが使えないと困る夏場にはどんな場合に使用が制限されるのか、しっかりと確認しておきましょう。
同じく屋外に設置されている給湯器も、養生中は使用することができません。
なぜなら、養生した状態で給湯器を稼働させると、不完全燃焼で発生した一酸化炭素が室内に流れます。
その結果、一酸化炭素中毒になったり、給湯器の故障や発火が起きたりして非常に危険だからです。
騒音について
外壁塗装では足場の組み立て時や解体時、高圧洗浄作業時、ケレン作業時などに騒音が発生してしまいます。
足場の組み立てや解体は各1日ずつあり、その際の金属音はかなり響きます。
また、高圧洗浄機の音や、ケレンでサビ落としをする際の電動工具の音も騒音となる場合があります。
足場は最初と最後で、高圧洗浄とケレンは塗装が始まる前におこなうため、塗装工事が始まってしまえばあまり音は気になりませんが、近隣への挨拶は必須です。
前もって工事内容や騒音についてお伝えすることで、理解や協力を得ることができます。
もし事前に知らされていなかった場合はトラブルになってしまう恐れもあるので、必ず近隣への挨拶回りで連絡することが大切です。
そうすることで、近隣の方との良好な関係を築きながらスムーズな工事をおこなうことができます。
まとめ
外壁塗装では、騒音や洗濯物、窓の開閉で注意する点が多くあります。
工事中に快適な生活を送るためには、気を付けるべきポイントを押さえておくことが重要です。
外壁塗装を検討している方は、本記事を参考にしてスムーズかつ快適に過ごし、外壁塗装を成功させてください。
*K*
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