外壁塗装の方法とは?塗装が必要な理由や各工程のポイントを解説
投稿日:2025.11.22 更新日:2025.12.9
住宅の美観と耐久性を保つためには、定期的な外壁塗装が欠かせません。
外壁を適切な方法で塗装することで、建物の寿命を大きく延ばすことができます。
本記事では、外壁塗装の基本的な方法から、各工程のポイントや注意点まで詳しく解説します。
外壁塗装が必要な理由
外壁塗装を検討する際、外壁の汚れが目立ってきたから塗装をしようと考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、外壁の塗装は美観だけではなく、建物を守るためにも非常に重要な役割があります。
外壁は常に紫外線や雨風にさらされているため、年数が経つとひび割れや塗膜の剥がれなどさまざまな劣化が発生します。
外壁に塗装をおこなうことで、これらの外的要因から建物を守り、建物の腐食やカビの発生を抑えることができるのです。
さらに、断熱性や遮熱性がある塗料を選べば室内の快適性が向上し、光熱費削減にもつながります。
外壁塗装は、大切な住まいを長持ちさせるために欠かせないメンテナンスなのです。
外壁塗装の基本的な流れ
外壁塗装はただ塗料を塗れば良いわけではありません。
高圧洗浄や下地処理などの必要な工程を丁寧におこなうことが、仕上がりの質と耐久性向上につながります。
足場の設置
外壁塗装では安全に作業をおこなうために、まずは足場の組み立てが必要です。
足場によって職人の安全を確保することができ、作業効率が上がることで細かい部分まで丁寧に塗装することができます。
また、足場設置後は塗料の飛散防止のため、メッシュシートを建物全体を覆うように設置します。
高圧洗浄
外壁にはコケやカビ、砂埃などによる汚れが付着しており、そのままの状態で上から塗料を塗っても早期に剥がれる原因となります。
そのため、塗装の前に高圧洗浄機でこれらの汚れを徹底的に除去します。
そうすることで新しい塗料の密着性が向上し、剥がれにくい塗膜を作ることができます。
洗浄後は、通常1日から2日程度の乾燥期間を設けて、十分に乾燥させることが重要です。
下地処理
外壁にひび割れがある場合はコーキング材で補修します。
また、目地部分のコーキングが劣化している場合は、古いコーキングを撤去して新しいコーキング材を充填します。
このように外壁の状態を整えることで、最終的な仕上がりの美しさと耐久性を大きく左右します。
下地処理については「塗装前の下地処理」をご覧ください。
養生
塗料が付着してはいけない部分を、ビニールシートやマスキングテープなどで保護します。
窓ガラスや玄関ドア、雨どい、エアコンの室外機などを丁寧に養生することで、きれいな仕上がりを実現することができます。
下塗り
下塗りは、外壁材と上塗り塗料を密着させる接着剤のような役割があります。
シーラーやプライマーなどの専用の下塗り材を使用して、外壁全体に均一に塗布します。
下塗りをしっかりおこなうことで、上塗り塗料の吸い込みを防ぎ、美しく耐久性の高い塗装に仕上げることができます。
中塗り
下塗りが完全に乾燥したら、中塗りをおこないます。
中塗りでは上塗りと同じ塗料を使用することで、塗膜に厚みを持たせ、保護機能を高めて耐久性の高い塗膜にします。
ローラーや刷毛を使い分けて、ムラなく均一に塗り広げることが重要です。
上塗り
最後の塗装は上塗りです。
中塗りと同様の塗料を使用して、中塗りだけではなくしきれなかった塗りムラをきれいにします。
また、色や艶の最終調整もこの工程でおこなわれます。
さらに、紫外線や雨風から外壁を守る保護性能を向上させる役割もあります。
当社の外壁塗装・屋根塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
外壁の最適な塗装方法は?
外壁塗装には主に「ローラー塗装」と「吹き付け塗装」の2つの方法があります。
どちらにもメリットとデメリットがあるため、それぞれの特徴を理解して最適な方法を選びましょう。
ローラー塗装
ローラー塗装はローラーを使って塗料を塗る方法で、現在の外壁塗装で最も主流となっていて多くの住宅で採用されています。
最大のメリットは、塗料の飛散がほとんどないことです。
そのため、近隣への配慮が必要な住宅密集地でも安心して施工することができます。
また、ローラーによって厚みのある均一な塗膜を形成できるため、耐久性が高く、長期間にわたって外壁を保護することが可能です。
さらに、ローラー塗装は職人の技術による品質の差が出にくいため、安定した仕上がりを実現することができます。
住宅密集地での施工や耐久性を重視する場合は、ローラー塗装が適しています。
デメリットとしては、複雑な形状には塗りにくいため、作業時間が長くなる傾向があります。
吹き付け塗装
吹き付け塗装は、スプレーガンを使って塗料を霧状にして吹き付ける方法です。
かつては主流でしたが、現在は特定の状況で採用されることが多いです。
最大のメリットは、作業スピードが速いことです。
広い面積を短時間で塗装できるため工期を短縮でき、複雑な形状にも塗料を均一に行き渡らせることができます。
さらに、リシン仕上げやスタッコ仕上げなど、立体的な模様や質感を表現できる点も魅力です。
広い面積での施工や特殊な仕上げを求める場合は、吹き付け塗装が適しています。
一方で、塗料が広範囲に飛散する点が大きなデメリットになるため、十分な養生をおこなって近隣への配慮が不可欠です。
また、職人の技術によって仕上がりに差が出やすく、ムラができる可能性もあります。
まとめ
外壁塗装では各工程を丁寧におこなうことで、美しく長持ちする仕上がりを実現することができます。
塗装工程ももちろん重要ですが、とくに下地処理と乾燥時間の確保は品質を左右する重要なポイントです。
塗装方法にはローラー塗装と吹き付け塗装がありますが、それぞれ特徴が異なるため、建物の立地条件や予算、求める仕上がりなどを総合的に判断して選択しましょう。
外壁塗装工事は高所での作業や専門的な技術が必要なため、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。
*K*
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