外壁塗装は梅雨の時期にできるの?メリットやリスクを解説
投稿日:2024.11.23 更新日:2024.11.29
梅雨の時期は雨が降る日数が多く、湿度も高くなりがちです。
そのため、「梅雨の時期に外壁塗装はできない」と思っている方も少なくないはずです。
しかし、梅雨の時期でも外壁塗装工事はできます。
この記事では、梅雨の時期に工事をするメリットやリスク、また雨の日にできる工程やできない工程について解説します。
外壁塗装を梅雨の時期にするメリット
梅雨の時期に外壁塗装するメリットを3つ紹介します。
梅雨の時期は気温が安定している
梅雨の時期は気温が安定しているため、夏や冬の時期と比べて職人が作業しやすいことがメリットです。
夏場は太陽が炎炎と照らされている中での作業になります。
そのため、熱中症になるリスクが高いです。
また、建物の状況によっては日陰がありません。
夏場はこまめな休憩や水分補給が大切で、職人の体調面を考慮することが必要なため、作業しやすい時期と比べると作業効率が悪くなりがちです。
冬場は気温が低く寒さに耐えながら作業する日が多くなるため、集中力が途切れがちになる恐れもあります。
また、日の入りも早くなるため作業時間が短くなってしまいます。
つまり、梅雨の時期は雨が降らなければ、夏や冬の時期と比べると暑すぎず寒すぎずない気温のため職人の作業効率も上がるのです。
塗装工事の予約が取りやすい
外壁塗装工事は、春は人気があり予約が取りづらく、業者にとっても多忙な時期です。
それに比べ、梅雨の時期は一段落して落ち着きます。
そのため予約もとりやすく、外壁工事の相談する最適の時期でもあります。
施工費用が安くなる
梅雨の時期は、人気シーズンよりも施工費用を抑えられることがメリットです。
お客様の中には「梅雨の時期は、塗装が出来ない」というイメージがあるため、梅雨の時期を避けがちです。
そのため、塗装工事の依頼を確保するため、業者によっては割引キャンペーンなどのサービスをおこなっています。
ただし、価格にだけ目を向けるのではなく、「雨の日はどうするのか?」や「万が一に備え保証はしっかりしているのか?」などを見極めることも大切です。
外壁塗装を梅雨の時期にするリスクとは?
湿度が85%以上の日は、業者は外壁塗装をおこないません。
理由は、湿度が85%以上や温度が5%以下の環境では、通常通り外壁塗装をした場合に乾燥できないからです。
では、梅雨の時期に塗装するとどのようなリスクがあるのか解説します。
ムラの原因になる
最近使用されている塗料は水溶性塗料が主流です。
水溶性は、希釈剤に水を使用している塗料です。
塗料には水溶性塗料と油性塗料があり、油性塗料は揮発性が高くすぐに乾燥するメリットがあります。
一方、水性塗料は水が蒸発することで塗料が固まる特徴があります。
そのため、湿度が高いと水が蒸発できず乾きにくくなってしまうのです。
これは、雨の日に洗濯物の乾きが悪いのと同じ状態です。
また、雨が当たってしまう塗装部分は乾きにムラが出てしまうため、乾燥後のツヤの出かたも変わってきてしまいます。
剥がれ
湿度が高い日に塗装をおこなうと、元からある外壁面と塗料の密着が悪くなってしまい、施工後に剥がれる原因になります。
剥がれの症状は、梅雨の時期に限ったことではありません。
雨の日や湿度が高い日の塗装工事には注意が必要です。
結露の発生
高湿度の状態で施工をおこなうと塗料内部に結露が発生するケースもあります。
また、壁内に水分が多かったり、透湿性の低い塗料や高弾性の塗料を使用した場合にも、同じように結露の症状が発生します。
雨で塗装工事が延期する可能性がある
雨が降っている日は塗装ができないため、工期が延びるリスクが高いです。
例えば、他の時期は施工期間が10日〜2週間なのに比べ、梅雨の時期は3週間ほどになってしまいます。
できるだけ、施工期間を短くしたい方には梅雨の時期はおすすめできません。
梅雨の時期を希望する方は施工期間が延長になる前提で、施工期間前後にはなるべく予定を入れずスケジュールを組みましょう。
また、足場を取り付けている期間が伸びてしまうため、美観が損なわれてしまう可能性が高いです。
その上、工事が延長になると養生シートを設置している期間が長くなってしまい、窓が開けにくくなることが予想されます。
塗装する場所によっては室外機が養生されているケースもあるため、エアコンがつけられない状況が発生してしまいます。
塗装作業をおこなわない日には養生を外してもらえるか業者に相談してみましょう。
雨の日にできる工程
雨が降る日が多くても、外壁塗装でおこなえる工程もあります。
雨の日にできる作業は以下の通りです。
・足場の組み立て
・塗装しない部分に養生シート取付
・塗装完了後の養生シートの撤去
・外壁塗装をおこなった周辺部分の掃除や片付け
これらの作業は雨の日でもできますが、雨で足場が滑りやすくなったり視界が悪くなるため、強風の日に作業が中止になることもあります。
雨の日に塗装はできない
塗装作業は、雨の日にはおこないません。
塗料の種類や業者により異なりますが、一般的な塗装工程は下塗り・中塗り・上塗りの3工程です。
もし、雨が降っている時に塗装すると雨で塗料が流れてしまい、塗膜剥離や塗膜表面がひび割れるといった劣化症状を引き起こしてしまいます。
また、塗料に雨が混ざってしまい、仕上がりがまばらになったり光沢がなくなってしまうこともあります。
そのため、外壁塗装は雨の降っていない日にしなければいけません。
当社の塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
まとめ
梅雨の時期だからと言って、塗装工事の作業の質が落ちることはありません。
湿度が高く天候が不安定になる日が多く、急に雨が降ってしまい工事を中断することはあります。
そのため、雨の日は塗膜の劣化を避けるためにも塗装工事はおこなわず、足場の組み立てや養生シートで覆う作業など塗装以外の作業をおこないます。
また、梅雨の時期は、夏や冬の時期と比べると気温が安定しているため職人が作業しやすい時期です。
他にも業者によってはキャンペーンをおこなっているため、施工費用を抑えられるメリットもあります。
しかし、工期期間が他のシーズンよりも長く3週間ほどの確保が必要ですので、梅雨の時期はスケジュールに余裕を持って依頼するようにしましょう。
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