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瓦屋根に塗装は必要?メリットとデメリットについて

投稿日:2026.6.22

瓦屋根に塗装は必要?メリットとデメリットについて

外壁の塗装を検討するタイミングで、屋根の塗装もしたほうがいいかなと考える方は多いと思います。
ただし、瓦屋根の場合は塗装が必要な瓦と、塗装が必要ない瓦があります。
自分の家の屋根は瓦だから塗装は不要と思う方もいるかもしれませんが、一口に瓦屋根といっても種類がいくつかあり、それによってメンテナンスの方法が変わってくるのです。
間違った判断をしてしまうと不要な工事をしてしまったり、逆に必要なメンテナンスを先延ばしにして後悔することにもなりかねません。
そこで本記事では、瓦の種類ごとに塗装の必要性を解説し、塗装のメリット・デメリットについてもお伝えします。

 

 

 

種類別の瓦屋根塗装の必要性

瓦屋根に塗装は必要?メリットとデメリットについて

瓦屋根のメンテナンスを考えるうえで、まずは自分の家の瓦が何でできているかを知ることが大切です。
見た目は似ていても素材によって性質がまったく異なり、塗装の必要性も変わります。

 

粘土瓦

日本の伝統的な和瓦として、古くから普及しているのが粘土瓦です。
粘土瓦は粘土を高温で焼き固めて作られており、表面がガラス質に近い状態になっています。
紫外線や雨風に強く耐久性が高いこの粘土瓦は、基本的に塗装が不要です。
焼き固めた段階で瓦自体にすでに防水性がしっかり備わっているため、上から塗料を塗り重ねる必要がないのです。
むしろ誤って塗装してしまうと通気性が損なわれ、瓦の内側に湿気がこもってトラブルの原因になることもあります。
粘土瓦の主なメンテナンスは、割れた瓦の部分的な交換や、棟を固定している漆喰の補修になります。
漆喰は年数の経過によってひび割れや剥がれが起こるため、放置して雨漏りにつながる前に定期的な補修が必要です。

 

 

セメント瓦・モニエル瓦

セメント瓦とモニエル瓦は、どちらもセメントと砂を型に流し込んで成型した瓦です。
粘土瓦よりも初期費用が安い傾向があり、かつては住宅に広く採用されており人気の屋根材でした。
見た目は粘土瓦と似ていますが、手で触れるとザラッとした質感があります。
そして、粘土瓦とは異なり、セメント瓦やモニエル瓦には定期的な塗装が必要です。

どちらも瓦自体には防水性がないため、製造時に塗料で表面をコーティングして仕上げています。
そのため、この塗膜が年月とともに劣化していくので、雨漏りにつながる前に定期的なメンテナンスとして塗装をおこなうことが不可欠なのです。

 

 

 

セメント瓦を塗装しないとどうなる?

瓦屋根に塗装は必要?メリットとデメリットについて

セメント瓦は粘土瓦と違い、塗膜で防水性を保っているため、塗装を怠ると劣化が進みやすい屋根材です。
「まだ大丈夫だろう」と塗装を後回しにしてしまうケースは少なくありませんが、劣化が進んだ状態を放置すると、じわじわと深刻な問題につながっていきます。
塗膜が劣化したまま放っておくと、以下のようなトラブルが起きやすくなります。

 

防水機能が失われる

セメント瓦は表面の塗膜によって水を弾いていますが、塗装をしないまま放置すると塗膜が劣化し、瓦自体が雨水を吸い込みやすくなります。
素材に水分が浸透すると、強度が落ちて割れやすくなるリスクが高まります。

 

 

凍害やひび割れが起こる

吸水した状態で気温が下がると、瓦内部の水分が凍結・膨張し、ひびや欠けの原因になることがあります。
一度ひびが入るとそこからさらに水が入り込み、劣化が加速する悪循環につながります。

 

 

コケやカビの発生

防水性が低下すると瓦の表面に湿気が残りやすくなり、コケやカビ、藻が生えやすくなります。
これらは見た目の劣化だけでなく、瓦同士の隙間に汚れが詰まることで雨水の流れが悪くなる原因にもなります。

 

 

雨漏りにつながる

塗膜の劣化が進むと、最終的には屋根材としての防水性能そのものを失い、雨漏りに発展するケースもあります。
雨漏りが起こると補修費用も大きくなってしまいます。
初期の段階で塗装メンテナンスをしておけば比較的軽い工事で済んだのに、放置することで工事の規模がどんどん大きくなってしまうのです。

 

 

 

瓦屋根塗装のメリット

瓦屋根に塗装は必要?メリットとデメリットについて

セメント瓦に塗装をおこなうことで、以下のようなメリットが得られます。

 

防水性・耐久性の維持

セメント瓦は劣化すると水を吸収しやすくなり、苔やカビが繁殖してしまいます。
さらに劣化が進むと、下地の傷みにつながるため、適切なタイミングで塗装をおこなうことが必要です。
きちんと塗装をおこなうことで、防水性が回復して屋根全体の耐久性を長く保つことができます。

 

 

外観の回復

紫外線や雨風にさらされ続けた瓦は、時間とともに色褪せてくすんだ印象になります。
さらに、コケや汚れの付着によって美観が大きく損なわれてしまう原因になります。
適切な塗装をおこなうことで、くすんだ屋根が新築時のような鮮やかさに戻り、建物全体が明るくなって外観を大きく改善することができます。

 

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瓦屋根塗装のデメリット

瓦屋根に塗装は必要?メリットとデメリットについて

瓦屋根を塗装する際には、デメリットについても把握したうえでおこなうことが大切です。

 

費用がかかる

瓦の塗装は高所作業になるため足場が不可欠で、工事全体の費用がどうしても高くなってしまいます。

さらに、塗装をした後は定期的なメンテナンスが必要になり、10~15年程度を目安にメンテナンスコストがかかります。

そのため、一度きりではなく長期的な負担として考えておくことが必要です。 

 

 

塗膜が剥がれやすい

瓦は、熱によって膨張と収縮を繰り返したり地震などでズレたりすることで、塗膜が剥がれやすくなります。
また、塗料との相性によって、施工後数年で塗膜が浮いたり剥がれたりすることもあります。

 

 

 

まとめ

瓦屋根は素材によって塗装の必要性が異なります。
粘土瓦は防水性を備えているため基本的に塗装は不要で、棟の漆喰補修が主なメンテナンスとなります。
一方、セメント瓦やモニエル瓦は塗膜で防水性を保っているため、定期的な塗装が欠かせません。
放置すると雨漏りなどに発展する恐れがある一方、塗装には費用や塗膜剥がれといった注意点もあるため、自宅の瓦の種類を確認したうえで適切な判断をおこないましょう。
そのためには、信頼できる業者に依頼することが重要です。

 

*K*

 

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