屋根塗装の塗料って何種類ぐらいあるの?屋根に使用する塗料を解説!
投稿日:2022.2.13 更新日:2023.3.16
屋根塗装を検討する際、どの塗料を選べば良いのか分かりにくいですよね。
近年、屋根塗装の塗料はさまざまな種類があり、新しい塗料も次々と開発されています。
塗料メーカーの商品開発は目まぐるしく、リーズナブルな塗料から高品質な塗料までバリエーションが豊富な時代です。
それぞれの塗料の性能や耐用年数などを紹介します。
屋根塗装に使用する塗料の種類
屋根塗装に使用する塗料の種類を紹介します。
・アクリル塗料
アクリル塗料の耐用年数は、5〜8年程度で昔から屋根塗料として普及率の高い塗料です。
耐用年数から考えても費用が安くリーズナブルな塗装といえます。
多少耐久性はなくても、短期間の維持で良い場合には最適な塗料といえるでしょう。
・ウレタン塗料
ウレタン塗料の耐用年数は、6〜8年程度で塗膜の光沢が良く付着性も良い塗料です。
以前は耐久性が高いという評判でしたが、より耐久性の高いシリコン塗料の出現によりウレタン塗料は注目されなくなりました。
そのため近年はあまり採用されない塗料です。
・アクリルシリコン塗料
アクリルシリコン塗料の耐用年数は、6〜9年程度です。
アクリル成分にシリコン成分を配合した塗料で、アクリルとシリコンの良い部分を引き出すことができる、理想的な塗料として開発された製品です。
シリコン塗料より安く、アクリル以上の耐候性があるので、費用を抑えて耐久性を追求したい場合におすすめです。
・シリコン塗料
シリコン塗料の耐用年数は10〜13年程度です。
耐久性と費用とのバランスが良く、最も一般住宅に採用される塗料です。
紫外線にも強く防汚性もあるので、手頃な価格帯で屋根塗装には非常に適している性質といえます。
寿命も最短で10年と一般的であり、コストパフォーマンスの良いポピュラーな塗料です。
・セラミックシリコン塗料
セラミックシリコン塗料の耐用年数は、12〜15年程度です。
セラミックシリコン塗料とは、シリコンにセラミック成分を配合した塗料です。
セラミックの配合によりシリコン塗料より耐候性が高く、耐久性のある塗膜が実現できます。
また、防汚性と防カビ性に優れた品質の高い塗料でもあります。
コストは少し高くなりますが、屋根の寿命を伸ばしたい場合にはおすすめです。
・フッ素系塗料
フッ素系塗料の耐用年数は15〜20年程度です。
シリコン塗料やシリコンセラミック塗料と比較すると価格は高くなります。
しかし、紫外線などの刺激を受けやすい屋根には効果があり、寿命を長くすることが可能です。
近年、長寿命が理由で採用が多くなった塗料のひとつです。
また、フッ素系とはフライパンなどのフッ素コーティングと同じような働きで、塗膜の汚れが付着しにくい性質があります。
その効果により、汚れを雨水で流し落とすことができる親水効果を発揮するのです。
フッ素系塗料は塗り替えのサイクルが長いことで、メンテナンスに手間がかからないため大変評判の良い塗料といえます。
耐久性だけではなく、耐熱性や耐寒性もあり、夏の暑さや冬の寒さも軽減することができる理想的な塗料です。
・遮熱塗料
遮熱塗料の耐用年数は15〜20年程度です。
遮熱塗料は塗膜に熱から守る成分が配合されており、直射日光など外部からの熱を反射させることで、屋根の表面温度の上昇を抑えます。
金属屋根など熱伝導率が高い屋根の場合は、特に遮熱塗料がおすすめです。
屋根に過剰な熱を伝えない効果があるので、室内の温度の上昇も抑え、省エネ効果により支持を得ている人気の屋根塗料です。
シリコン塗料よりも価格がやや高いですが、寿命が長くメンテナンスしやすいという点でも好評です。
また、省エネリフォームとして、自治体から補助金を受けることができる場合もあるので、自治体ホームページで確認しましょう。
分かりにくい場合は、業者に相談することをおすすめします。
・断熱塗料
断熱塗料の耐用年数は15〜20年程度です。
断熱塗料は塗膜の中にセラミックビーズが入っていることで、断熱効果を発揮する塗料です。
塗膜に断熱効果が発揮されることで、省エネ効果が上がり光熱費などのランニングコストを抑えます。
また、省エネ効果でCO2削減、地球温暖化対策などの環境問題にも役立ちます。
屋根塗料は水性系と油性系がある
屋根の塗料には、水性で希釈する水性系と、油性で希釈する油性系の2種類があります。
屋根は、直射日光による紫外線で外的な刺激を受けやすい部分なので、以前は塗料といえば油性系しかありませんでした。
その理由として、水性系の塗料に比べると油性系の塗料の方が、塗膜が強く耐候性に優れているとされていたからです。
しかし、ホルムアルデヒドが問題視され油性系の塗料を使用することが、敬遠されてきました。
また、油性系塗料のシンナーの悪臭もあるため、「身体に影響するのであれば使用したくない」という消費者の思考が強まってきました。
塗膜の強度だけでなく、健康も大切にしたいという声が強まったということです。
そのような背景から塗料メーカーは研究を重ね、水性系でも油性系の塗料と遜色のない強い塗料を開発しました。
まとめ
屋根塗装の塗料の種類について解説してきました。
塗料の選び方は、予算もありますが出来るだけ長持ちする耐久性の高い塗料を選びましょう。
そうすることで塗装のメンテナンスサイクルを伸ばすことが出来るため、結果的にトータルコストが抑えられます。
自分の家に合った塗料を、業者のアドバイスをもとに選択しましょう。
目的別オススメ塗料など、塗料について知りたい方はこちらをご覧ください。
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