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屋根に使用する塗料の種類は?それぞれの特徴や選び方のポイントを解説

投稿日:2022.2.13 更新日:2026.6.8

下塗

屋根塗装をおこなう際、塗料の種類が多くて迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
屋根の塗料には入手しやすい低価格のものから高機能な製品まで、選択肢は非常に幅広いです。
そのため、塗料の名前を見ただけでは、どれが自分の家に合っているのか判断しにくいものです。
価格の安さだけで選ぶと後悔することも多く、かといって高ければ良いというものでもありません。
本記事では、屋根塗装に使われる塗料の種類とそれぞれの特徴、住宅の屋根に合った塗料の選び方について解説します。

 

 

 

屋根塗装に使われる塗料の種類

屋根に使われる塗料には、主に以下のような種類があります。

 

アクリル塗料

アクリル塗料は価格の手ごろさが最大の魅力で、発色が良く鮮やかで塗りやすいという特徴があります。
ただし、耐用年数が5〜8年と短いためメンテナンス頻度が高くなり、結果的に費用がかかってしまいます。
現在ではより耐久性の高いシリコン塗料が同程度の価格で普及したことによって、アクリル塗料はほとんど採用されなくなっている塗料です。
ずっと住むわけではなく近いうちに建て替えを予定していて、コストを抑えたい場合には使われることもあります。

 

 

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、ウレタン樹脂を使用した塗料で柔軟性の高さが特徴です。
乾燥後も塗膜に柔軟性があるため、温度変化による屋根材の伸縮に追従しやすく、ひび割れが起きにくいというメリットがあります。
また、密着性が高く複雑な形状にも幅広く使うことができます。
耐用年数は8〜10年ほどでアクリル塗料よりは長めではありますが、やはり現在はシリコン塗料の普及によって採用頻度は少なくなっています。

 

シリコン塗料

シリコン塗料は耐熱性・耐候性・撥水性に優れており、現在の住宅屋根塗装において最も使われている高機能な塗料です。
耐用年数は10〜15年ほどで、耐久性や価格、施工性のバランスが優れており、費用対効果が高いため多くの塗装業者にも推奨されています。
フッ素塗料や無機塗料と比べると耐用年数では劣るものの、初期費用を抑えながら高い品質を確保することが可能です。

 

 

フッ素塗料

フッ素塗料は、フッ素樹脂を配合した高耐久塗料で、耐用年数は15〜20年と長いことが最大の強みです。
紫外線や雨風に強く、長期間にわたって美観と保護性能を維持することができます。
初期費用はシリコン塗料よりは高くなってしまいますが、塗り替え頻度を減らすことができるためトータルコストを抑えることができます。
商業施設や大型建造物などで使われることも多く、信頼性の高い塗料として幅広く採用されています。

 

 

無機塗料

無機塗料はガラスや石などの無機成分を主成分とした塗料で、耐用年数は20〜25年以上とされています。
汚れが付着しにくく雨水で自然に流れ落ちる低汚染性も備えており、外観の美しさを長く保つことができる点が魅力です。
一方デメリットは、施工費用が高額になることと、塗膜が硬いため下地の動きに追従しにくくひび割れが生じやすいことです。
メンテナンス回数を最小限に抑えたい方に適した塗料になります。

 

 

遮熱塗料

遮熱塗料は、屋根に当たる太陽光の熱を反射させることで、屋根表面の温度上昇を抑えることができる塗料です。
耐用年数は10〜20年程度で、特に金属屋根のように熱を伝えやすい素材に対して効果を発揮します。

屋根表面の温度が下がることで室内温度の上昇が緩和され、夏場のエアコン使用量を減らすことができ、光熱費削減につながります。
価格は一般的な塗料よりもやや高めですが、光熱費の節約効果を考えるとメリットが大きい塗料といえるでしょう。
また、自治体によっては省エネリフォームとして補助金の対象になる場合もあるため、事前に自治体の制度を確認しておくと良いでしょう。

 

 

断熱塗料

断熱塗料は、熱の移動を抑える断熱効果を持った塗料です。
耐用年数は15〜20年程度で、冬の寒さから家を守る効果もあります。
遮熱塗料が主に夏の暑さ対策に特化しているのに対し、断熱塗料は夏は涼しく冬は暖かくする効果があり、年間を通じて室内の快適性を向上させることができます。

一方で初期費用が高く、効果は劇的に感じられることも少ないため、過大に期待しすぎないことが重要です。
また、製品によって成分や付加機能などの性能が異なるため、目的や予算などに合わせて確認したうえで選ぶことをおすすめします。

 

 

 

屋根塗料には水性塗料と油性塗料がある

東京都国分寺市 M様邸 屋根塗装 スレート瓦中塗り完了

屋根塗料には、水で薄めて使う水性系と、シンナーで薄める油性系の2タイプが存在します。
油性系のほうが塗膜が強く、外部環境への耐性が高いとされていたため、かつては「屋根には油性系しか使えない」という常識がありました。
しかし近年、ホルムアルデヒドなど油性塗料に含まれる化学物質の健康リスクが問題視されるようになり、また強い臭気への抵抗感も高まったことで、水性塗料への関心が急速に高まりました。
このような流れから、塗料メーカーは水性でも油性に引けを取らない性能を持つ製品の開発に取り組み、現在では水性塗料でも十分な耐久性と耐候性を確保できるようになっています。
環境面や居住者の健康面を考慮すると、水性塗料を選ぶメリットは十分にあると言えます。

 

 

 

屋根塗料を選ぶ際のポイント

屋根に使用する塗料の種類は?それぞれの特徴や選び方のポイントを解説

屋根塗料を選ぶ際は、初期費用だけを見るのではなく、メンテナンス費用も含めたトータルコストで判断することが大切です。
安いからといって耐用年数が短い塗料を使うと数年ごとに塗り替えが必要になりますが、耐用年数が長い塗料を選ぶと塗り替え回数を減らすことができます。
その結果、初期費用はかかっても長期的には費用を抑えられるケースが多いのです。
また、屋根の素材や立地環境などによっても適した塗料が異なります。
最終的には、信頼できる業者のアドバイスをもとに、自分の予算と希望に合った塗料を選ぶことが重要です。

 

目的別オススメ塗料など、塗料について知りたい方はこちらをご覧ください。

塗料について詳しい内容はこちらから

 

 

 

まとめ

屋根塗料にはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機・遮熱・断熱などさまざまな種類があり、それぞれ耐用年数や価格、機能が異なります。

選ぶ際は初期費用だけでなく、メンテナンス費用を含めたトータルコストで考え、屋根の素材や立地なども考慮して、信頼できる業者のアドバイスをもとに判断することが大切です。 

 

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