瓦屋根の割れ、漆喰落下の修繕方法
投稿日:2022.5.28 更新日:2022.7.29
瓦屋根がこんな状態になっていたら、修繕が必要です!
瓦の割れ・欠け
強風や飛来物によって瓦に割れや欠けが生じることがあります。割れたまま放置すると、他の瓦が破損することがあります。
漆喰の剥がれ・落下
漆喰は、地震や強風、温度変化の影響で劣化し、割れたり剥がれたりします。
棟瓦の歪み
棟が歪んでいる=漆喰が弱ってきている、ということです。放っておくと雨漏りや棟瓦が崩れる原因になります。
日本家屋の象徴・瓦屋根 それを支える漆喰
日本で古くから親しまれている瓦屋根。
耐久力が高く、長ければ100年以上使い続けることができるといいます。
しかしながら、環境や外的要因で劣化してしまうことは少なくありません。具体的な原因と、その対処法を知って、いざ起こった時に正しく対処できるようにしておきましょう!
瓦そのものは頑丈でも、これを支える「漆喰(しっくい)」は、雨風や紫外線などにさらされ続けることによって劣化し、雨漏りや瓦のズレ、棟の歪みなどトラブルの原因となることもあります。
瓦屋根の漆喰の役割とは?
複数の屋根面が交差して突き当たる頂部を、棟(むね)といい、棟と屋根面との間に詰められるのが漆喰(しっくい)です。
棟瓦は雨水防止の役割をしますが、瓦は波状の形をしているので隙間を埋める必要があります。
下地には「葺き土(ふきつち)」が使われますが、土が露出している状態では雨に弱いです。
屋根からの浸水を防ぐ為に土の上から漆喰を塗ることで、屋根の棟部分を雨風から守り、瓦同士を接着することができるのです。
しっかり補修を行えば、寿命は20年ほどまでなります。少しでも費用を抑えたいのなら、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
瓦屋根・漆喰の修繕方法
瓦の取り替え
1枚 5,000円〜
割れてしまっている瓦を新しいものに取り替えます。
漆喰詰め直し
1m 5,000円〜
漆喰を詰め直すものです。漆喰の崩れや剥がれなどの劣化が比較的軽微な場合に行われます。
棟の取り直し
1m 10,000円〜
棟瓦(屋根の頂上部分の瓦)を一旦取りはずし、再度漆喰を詰め直して、取りはずした棟瓦を再び設置していきます。
日本瓦はとても寿命の長い屋根素材!
瓦も下地も、屋根全体が寿命のときには葺き替え工事をオススメしますが、日本瓦は耐久性が高いのでメンテナンスコストも安いです。
部分的な修繕で長く使用できるように日頃のメンテナンスを心がけましょう。
当社の無料見積りの際に、ご希望であれば屋根リフォームについても説明させていただきますので、お気軽にご相談ください!
瓦屋根の修繕には火災保険が使えます!
火災保険には台風などの災害による被害に関する特約が付けられているものもあり、これらの災害によって漆喰や屋根瓦が破損した場合は、修繕費用の補助があります。
火災保険は経年劣化には使用できませんが、台風などで漆喰が破損して雨漏りが発生した場合などに利用できます。
ご加入の保険会社への連絡や条件等もこちらでお調べしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。