雨漏りはなぜ起こる?雨漏りの原因について
投稿日:2022.8.20 更新日:2022.8.26
突然雨漏りが起こってしまったら、早く対処しないと!と焦ることがあるでしょう。
雨漏りを放置してしまうと、屋根の劣化やカビの発生などのトラブルが起こってしまいます。
それでは、なぜ雨漏りが起こってしまうのでしょうか?
今回は雨漏りが発生する原因や雨漏りのチェックポイントについて解説します。
雨漏りを引き起こさないために、また早期発見するために事前にチェックできるポイントをしっかり把握して、早めの対応をしましょう。
雨漏りはなぜ起こる?
雨漏りとは、建物内部への雨水の浸入によって建物内に雨染みができたり、水滴が落ちたりすることをいいます。
雨が降る度に雨漏りが起こってしまったら、その度に対処に追われとても大変です。
雨漏りの多くは、経年劣化・自然災害によるダメージ・ゴミによる詰まりによって起こるのです。
また雨水はさまざまな箇所から侵入するため、侵入した箇所が1箇所とは限らず原因を特定するのが難しい場合もあります。
詳しい原因については次で解説します。
雨漏りの原因
雨漏りの発生には以下のようなさまざまな原因があります。
屋根の破損
雨漏りの原因として多いのは、やはり屋根からの発生です。
屋根材にひび割れ・欠け・ズレなどが発生していた場合、そこから雨水が浸入して2階の天井から雨漏りが発生してしまうのです。
また屋根の中でも、屋根板金の破損が原因となることが最も多いとされています。
屋根板金は釘によって屋根材と固定されていますが、その釘は年数が経つにつれて緩んできて、15年ほどで抜けが起こってしまいます。
このような釘の抜けは、施工不良などではなく経年劣化によってどの建物でも起こる現象です。
屋根板金の釘の抜けが起こることで、屋根板金が浮いてきてしまいそこから雨水が浸入してしまうのです。
ベランダのひび割れ
ベランダには、ウレタン防水・FRP防水・シート防水などの防水工事をおこないます。
防水工事によって防水層が作られますが、経年劣化によって防水層の撥水性や防水性が低下してしまいます。
その結果、雨水が建物内部へ染み込んでしまい、1階の天井から雨漏りが発生してしまうのです。
屋上のひび割れ
屋上もベランダ同様に防水工事が施されていますが、紫外線や雨風の影響を受けやすいので劣化しやすく、ひび割れた箇所から雨水が浸入することがあります。
また、防水層のつなぎ目から雨水が浸入する場合もあります。
屋上は雨水が溜まりやすい場所なので、定期的なメンテナンスが必要です。
サッシ周りの劣化
サッシ枠は、防水テープとコーキング材で充填されています。
防水テープやコーキングにひび割れや剥がれなどの劣化がある場合、その箇所から雨水が浸入して壁から雨漏りが発生してしまうのです。
また劣化だけではなく、施工不良が原因となる場合もあります。
サッシ周りは雨水が溜まりやすいため、劣化が起こりやすくなるので注意が必要です。
外壁のひび割れ
経年劣化や地震などのダメージによって外壁にひび割れが発生する場合があります。
ひび割れは、幅0.3㎜以下・深さ4㎜以下の「ヘアークラック」と、幅0.3㎜以上・深さ5㎜以上の「構造クラック」の2つに分けられます。
注意が必要なのは構造クラックで、大きくひび割れたところから雨水が浸入してしまうのです。
給排水管
給排水管はサッシのように外壁と防水シートを貫通しています。
そのため、その隙間から雨水が浸入する可能性があります。
雨漏り修理については、「雨漏り点検:修理」からご確認ください。
雨漏りのチェックポイント
雨漏りは、屋根・サッシ・外壁で起こりやすいとされています。
今まで雨漏りが起こったことがない家でも、台風の暴風雨によって雨漏りが発生してしまうことがあります。
そのため、台風の後には雨漏りが起こっていないかチェックするとよいでしょう。
チェックによって雨漏りの早期発見をして、補修することで雨漏りを防ぐことができます。
雨漏りのチェックポイントは以下になります。
・天井のクロスに浮きやシミがないか
・内壁のクロスにシミがないか
・押し入れやクローゼットにカビがないか
・サッシに水が溜まっていないか
・外壁やサッシのシーリングに劣化がないか
・外壁が変色していないか
・家にシロアリがいないか
このようなサインがあった場合、雨漏りが発生している可能性があるので早めの対策をおこないましょう。
雨漏りは放置すると危険!
雨漏りを補修せずに放置してしまうと、屋根の劣化が進んで腐食したりカビが発生したりとさまざまなトラブルが起こってしまいます。
その結果、建物自体の寿命も短くなってしまう可能性があるのです。
また最悪の場合には、雨水の侵入によって漏電が起こる可能性もありとても危険です。
そのため、雨漏りを確認したら早急に対応することが大切になります。
まとめ
雨漏りはさまざまな箇所から発生する可能性があります。
また、雨漏りが発生してしまうと建物自体の寿命にもかかわってしまいます。
そのため、雨漏りのチェックポイントをしっかりと把握しておき、台風などが起こった後にはチェックをおこないましょう。
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