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屋根板金の釘抜けはなぜ起こる?放置した場合に起こるトラブルとは?

投稿日:2022.12.17 更新日:2022.12.27

東京都立川市 K様邸 屋根塗装工事 棟板金 ビス打ち

 

屋根点検の際に、屋根板金の釘が抜けていると言われ不安になったことはありませんか?

屋根板金とは屋根の頂点部分にある板金のことで、屋根から雨水が侵入しないようにする役割があります。

屋根板金にはこのような重要な役割があるため、釘が抜けている状態のまま放置すると住まい全体を傷めてしまう原因になるのです。

今回は屋根板金の釘抜けが起きてしまう原因や、放置した場合のトラブルについて解説します。

また補修方法などについてもご紹介しますので、大切な家を守るためにもぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

釘抜けが起こる原因

 

東京都国立市 Y様邸 屋根塗装工事 棟板金の釘打ち直し~固定

 

まず、屋根板金の釘抜けがなぜ起きてしまうのか原因を知っておく必要があります。

釘抜けは施工不良ではなく、どの住まいでも起こることです。

放置をしていると住まい全体を傷めてしまうため、必ず適切な対処をおこないましょう。

 

 

釘抜けとは

釘抜けとは、「棟板金」や「棟瓦」を固定している釘が緩んで抜けてしまう現象を言います。

住まいによって差はありますが、築7~10年ほど経つと少しずつ抜けてきてしまいます。

 

 

釘抜けの原因

築7~10年ほど経つと、ほとんどのお住まいで釘抜けが起き始めます。

釘抜けの原因は「熱膨張」で、屋根板金の金属部分が日光で温められることで膨張する現象です。

また、夜間の気温が低いときは「収縮」します。

この膨張と収縮を繰り返すことで、膨張したときは釘が一緒に引っ張られるのですが、収縮するときには緩んだ状態のままとなってしまうため、長い期間をかけて少しずつ抜けていきます。

日当たりの良い住まいの場合は早く釘が抜けてしまうため、7年を過ぎた頃に一度点検を受けましょう。

屋根の点検は高所の作業となりますので、転落事故を起こさないためにも、業者へ依頼することをおすすめします。

 

 

 

釘抜けを放置した場合

 

屋根板金の釘抜けはなぜ起こる?放置した場合に起こるトラブルとは?

 

釘抜けはどの住まいにも必ず起きる劣化症状ですが、放置をしてはいけません。

下からは屋根板金の状況を確認することが難しく、釘が少しだけ緩んでいるように見えても、実際には劣化が進行している可能性もあります。

続いては、屋根板金の釘抜けを放置した場合どのような影響があるのか解説します。

 

 

釘が抜けた隙間から雨が侵入する

屋根板金は釘で隙間なく固定をしているため、釘が抜けてしまうことで雨水が侵入する隙間が生まれてしまいます。

そして、雨水が内部に染み込むことで木材が傷み腐食してしまいます。

水は小さな隙間でも入り込む特徴があるため、数箇所の釘抜けでも注意が必要です。

 

 

屋根板金が強風で破損や変形する

釘が抜けた状態で放置をすることで、屋根板金が破損する恐れがあります。

釘でしっかりと固定されていれば問題はありませんが、強風を受けることで屋根板金がガタガタと動いてしまい、歪むなど変形の可能性もあるでしょう。

 

 

屋根板金や瓦が落下する

釘抜けが起きていると屋根板金が破損すると説明しましたが、台風が来た場合、落下したり飛ばされたりしてしまう可能性があります。

板金は金属ですので、人やモノなどに万が一当たってしまうと大きな被害となってしまうでしょう。

 

 

家の寿命が縮む

釘抜けが起きている小さな隙間から入り込んだ雨水によって、雨漏りが起きてしまう可能性もあります。

雨漏りは木材を傷めるだけではなく、カビを発生させる原因ともなるため、不衛生な環境となってしまいます。

住人の体調にも関わる問題なので注意しておきましょう。

 

 

 

屋根板金の補修方法

 

東京都国立市 Y様邸 屋根塗装工事 棟板金の釘打ち直し~固定

 

屋根板金の補修作業は高所作業となりますので、ご自身で補修をせず業者に任せましょう。

原則としては足場を組み立てて作業をおこないますので、屋根板金の補修だけではなく、外壁塗装などの工事や点検も同時におこなうことをおすすめします。

 

 

釘を打ち直す

屋根板金の釘が緩んでいたり抜けてしまっている場合は、釘の打ち直しをおこないます。

新たな釘を打ち直すときはステンレス製を使用することが多く、釘穴の周りにスペースがある場合はシーリングで塞ぎます。

作業時間は補修をする箇所にもよりますが、半日程度になるでしょう。

 

 

貫板交換

貫板とは棟板金を固定するための下地材のことを言います。

貫板が腐食している場合には、棟板金を一時的に取り外し交換をおこないます。

最近では木製の貫板の代わりに樹脂製の下地材が使われることが多いです。

樹脂製の下地は腐食することが無くなるため、長期的なメンテナンスが不要となります。

 

 

棟板金交換

強風の影響で棟板金が飛ばされてしまったり、雨水などの影響で錆びてしまっている場合は棟板金の交換が必要となります。

昔の棟板金はトタン製のものがほとんどでしたが、最近では防錆の効果があるガルバリウム鋼板製が使われています。

 

 

屋根板金修理については「屋根板金工事」をご覧ください。

 

 

 

まとめ

屋根板金の釘抜けは比較的発見しやすい劣化の症状です。

そして、家を長持ちさせるためには定期的なメンテナンスがとても重要となります。

住宅を購入してから10年近く経つ方は、一度屋根板金の釘抜けが起きていないか点検することをおすすめします。

 

*K*

 

 

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