屋根リフォームの種類には何がある?それぞれのメリットやデメリットを解説
投稿日:2023.11.11 更新日:2023.11.28
屋根は常に紫外線や雨風を直接受けているため、ひび割れや欠け、コケや汚れの付着などさまざまな劣化が起こりやすい場所です。
屋根の劣化が進んでしまうと、屋根材だけではなく建物自体の寿命にもかかわってくるため、できるだけ早めの対処が必要です。
屋根をリフォームする際には、「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3種類の方法があります。
本記事では、屋根リフォームの種類について詳しく解説します。
それぞれにメリットやデメリットがあるため、本記事を参考に目的に合った方法で屋根リフォームをおこなってください。
屋根リフォームの種類
屋根リフォームには「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3種類があります。
それぞれどのようなリフォームなのかご紹介します。
塗装
塗装は、屋根に塗料を塗ることで屋根の表面を塗り替える方法です。
スレート屋根や金属屋根の場合は塗装をおこなうことができますが、瓦屋根の場合は塗装が不要になります。
塗装をすることで屋根の美観や耐久性を保つことができます。
また、元の色とは異なる色を選ぶことで屋根のイメージを変えることも可能です。
当社の屋根塗装については、「外壁塗装・屋根塗装」からご確認ください。
カバー工法
カバー工法は、古い屋根材の上から新しい屋根材を被せる方法です。
古い屋根材を撤去しないため撤去費用や処分費用がかからず、工期も短縮できるというメリットがあります。
しかし、カバー工法は施工自体ができない屋根もあるため注意が必要です。
葺き替え
葺き替えは、古い屋根材を全て撤去してから新しい屋根材を取り付ける方法です。
撤去するのは屋根材だけではなく、下地材となる野地板や防水シートまで全て撤去するため、最も大規模なリフォームになります。
カバー工法では施工できる屋根が限られていますが、葺き替えではスレート屋根・金属屋根・瓦屋根と全ての屋根に対応することができます。
当社の葺き替え・カバー工法については、「屋根葺き替え・カバー工法」からご確認ください。
塗装のメリット・デメリット
塗装のメリット
塗装のメリットは以下になります。
・美観を保つことができる
・屋根材の寿命を延ばすことができる
・機能性を持たせることができる
屋根を塗装することで色褪せや汚れがきれいになり、美観を保つことができます。
塗装によって屋根表面を紫外線や雨風などから守ることもできるため、屋根材の寿命を延ばすことが可能です。
また、塗料によっては遮熱性・断熱性・防汚性などさまざまな機能が付いている塗料もあるため、機能性を付加できる点も大きなメリットになります。
塗装のデメリット
塗装のデメリットは以下になります。
・定期的なメンテナンスが必要
・雨漏りの原因になることがある
塗装では屋根の表面を塗り替える工事なので下地はそのままになり、耐用年数は10年程度とカバー工法や葺き替えに比べると短いです。
そのため、耐久性や美観を保つためには定期的なメンテナンスが必要となります。
また、場合によっては雨漏りの原因になることもあります。
スレート屋根の塗装をする際には「縁切り」という作業が必要になるのですが、この縁切りを忘れてしまった場合、屋根内部に溜まった雨水によって屋根材が腐食したり雨漏りへと発展することがあるのです。
スレート屋根に塗料を塗ると、塗料が屋根材と屋根材の間に入り込み隙間を塞いでしまい、雨が降った際に雨水の抜け道がなくなってしまいます。
このようなトラブルを防ぐために、塞がった塗膜を切る作業が「縁切り」です。
カバー工法のメリット・デメリット
カバー工法のメリット
カバー工法のメリットは以下になります。
・費用を抑えることができる
・工期が短い
・断熱性や遮音性が上がる
カバー工法では既存の屋根材の撤去費用や処分費用がかからないため、費用を抑えることができます。
撤去作業がないことで、葺き替えと比べると工期を短縮できる点も嬉しいメリットです。
また、既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せることで、単純に屋根材が二重になり断熱性や遮音性が上がります。
カバー工法のデメリット
カバー工法のデメリットは以下になります。
・耐震性が低下する
・施工自体ができない場合がある
カバー工法では既存の屋根材に加えて新しい屋根材の重さが加わるため、屋根全体が重くなり耐震性が低下する可能性があります。
そのため、被せる屋根は金属屋根などの軽量な屋根を使わなければいけなくなり、使用できる屋根材が限られてしまいます。
また既存の屋根材が瓦屋根の場合や、下地材まで傷んでいて劣化が激しい状態の場合は、カバー工法自体ができません。
葺き替えのメリット・デメリット
葺き替えのメリット
葺き替えのメリットは以下になります。
・トラブルを根本的に解決できる
・屋根材を新しく変えることができる
・軽量な屋根材にすることで耐震性が向上する
葺き替えでは、古い屋根材だけではなく下地材や防水シートまで全て撤去して、新しいものに変えるためトラブルとなっている部分を根本的に解決することができます。
屋根材を新しく変えることができる点も大きなメリットになるでしょう。
また、既存の屋根材が瓦屋根などの場合は、瓦屋根から軽量な金属屋根に変えることで耐震性を向上させることができます。
葺き替えのデメリット
葺き替えのデメリットは以下になります。
・費用がかかる
・工期が長い
葺き替えでは古い屋根材の撤去するため撤去費用や処分費用がかかり、カバー工法と比べると工事費用がかかってしまいます。
また、撤去作業に時間がかかることで工期も長くなってしまいます。
このように工期が長くなることで人件費が増えることも、費用が高くなる理由の一つです。
まとめ
屋根のリフォームをおこなう際は、目的や屋根の状態によって塗装・カバー工法・葺き替えの方法のなかから選ぶことになります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、長い目でみて総合的に判断することが大切です。
屋根リフォームを検討している方は、本記事を参考に後悔のない屋根リフォームをおこなってください。
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