安すぎる外壁塗装には注意！優良な外壁塗装業者の選び方は？
投稿日：2024.3.16 更新日：2024.3.20
家の美観や耐久性の維持には、定期的な外壁塗装は欠かせません。
外壁塗装を依頼した際、安すぎる見積もりは本当にお得なのでしょうか？
中には安さを売りにして、品質や施工に問題のある外壁塗装業者も存在します。
安すぎる外壁塗装にはどんな理由が隠れているのでしょう。
外壁塗装において価格よりも重要視すべきことは何でしょう。
本記事では、適正な価格で高品質なサービスを提供する、優良な外壁塗装業者の選び方について詳しく解説します。
安すぎる外壁塗装の見積もりには必ず理由がある
外壁塗装の見積もりは工事の内容や規模によって異なりますが、「他社よりも大幅に安い」という場合は注意が必要です。
その場合、次の理由があるかもしれません。
塗料の節約
外壁塗装を安くするためにおこなわれるのは、塗料のグレードを下げることです。
また、安くするために必要以上に塗料を薄めて使用される可能性があります。
薄めた塗料による外壁塗装も仕上がり段階ではわからず、経年劣化が早いなどで気が付きます。
さらに悪徳な場合は、塗る回数を減らす業者です。
外壁塗装は、本来下塗り・中塗り・上塗りと3回の塗装をおこないますが、必須の下塗りを省略するなどをおこないます。
人件費を削減
外壁塗装の費用の約30％は人件費です。
外壁塗装にかかる時間が短くなれば、その分人件費は安くできます。
本来塗装に定められた乾燥時間より短縮して、全体の工事期間を短縮します。
決められた乾燥時間を守らないと、はがれやすくなる・ムラができるなど仕上がりが悪くなるかもしれません。
また、職人の人数を減らして作業をおこなう・経験の若い職人で人件費を安くする業者もあります。
足場の削減
外壁塗装など2m以上の作業の場合には、「ビケ（クサビ式）足場」を立てるルールがあります。
塗装業者は基本的に足場専門業者に組み立てを依頼します。
これを塗装職人自身でも組み立てることができる「単管足場」にした場合、経費の削減が可能です。
足元が常に危なく細かい作業に向いていないほか、違法な足場となりますので注意が必要です。
後から追加費用を請求
最初の見積もりの際に、必要となる費用全体を計算せずに見積もりを提示されているかもしれません。
その場合、後から追加費用を請求される危険性があります。
外壁塗装工事では外壁塗装作業本体以外に、足場の設置・撤去や高圧洗浄、養生等の作業も含んでいます。
見積もりが安い場合、外壁塗装作業部分だけの見積り提示しているということもありえるでしょう。
工事が始まってから「足場分のお金は別となります。」「高圧洗浄は別見積もりとなっています。」などで追加費用を請求を受けるかもしれません。
「パック料金」を提示される場合も注意です。
外壁塗装は家によって面積や劣化状況も違うため、固定で料金を設定することは難しいです。
この場合にも別途追加費用を請求される可能性があるため注意が必要です。
優良な外壁塗装業者の選び方
外壁塗装業者も数が多く、どう選べばいいか迷います。
どのような業者に依頼するのがいいのでしょうか。
まずは、地域で経験と多くの実績を持つ業者を候補にしましょう。
業者がその地域特有の状況に対応できることを示しています。
また、実際にその業者を利用した方々の意見や評価を参考にしましょう。
業者のサービスの質を判断する重要な情報源です。
さらに、適正な価格を提示する業者かも重要です。
安すぎる業者は手抜き工事の可能性があります。
見積もりの際に点検をしっかり実施しているか、施工内容や費用の詳細を丁寧に説明し、施主が納得できるまで説明してくれるかも重要です。
最後に保証制度の有無です。
外壁塗装は大きな投資ですので、万が一のトラブルに備えて、しっかりとした保証制度を持つ業者を選択しましょう。
優良な業者で安く外壁塗装するには
優良な外壁塗装業者で費用を安くおこなう方法も存在します。
自社直接施工業者に依頼する
外壁塗装を請け負う会社には、営業のみを行う会社で職人は雇用しておらず、下請けに外注方式を取っている業者も多く存在します。
一方、会社で職人を雇用して、自社で直接施工をおこなう業者もあります。
どちらもメリットデメリットは有り、どちらがいいとは一概には言えません。
ただし多くの場合、直接施工の場合の方が施工費用が安くなる傾向があります。
同じ値段を支払う場合にも良い塗料を使用したり、質が高い工法が選べたりとパフォーマンスが高くできます。
閑散期に依頼する
一般的に春・秋が外壁塗装の繁忙期にあたり、梅雨の時期・夏は閑散期になります。
この閑散期に外壁塗装をおこなうことで安くすることができます。
「梅雨の時期は塗装には向いていない」というイメージが強いのは事実です。
塗装は雨の日や湿度85％以上では施工できません。
このため、時期的に避けられることが多いです。
しかし、近年は梅雨に限らず気候が不安定な部分もあり、一概に「梅雨だから」施工期間が伸びるとはいえないでしょう。
塗装の品質に関しても、最近の塗料は進化しており、塗料の乾燥などしっかり管理すれば品質は担保できます。
夏場にも暑すぎて塗装に向かないと言われる方も多いですが、そんなこともありません。
この時期のデメリットとしては、窓を養生するために空気の入れ替えができず、空気がこもってしまう事です。
エアコンに関しては使えるように工夫をしてもらうなどで対応可能な場合も多いです。
当社の外壁塗装については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。
まとめ
外壁塗装は家の美観や耐久性を保つために不可欠なメンテナンスです。
しかし安価な見積もりの裏には、塗料の節約や人件費削減、足場の削減などがあり、これらが品質や施工に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、初期見積もりに含まれない追加費用が後から請求されるリスクも考えられます。
適正な価格で高品質なサービスを提供するためには、優良な外壁塗装業者の選定が重要です。
業者の選び方としては、地域での経験や実績、利用者の評価、適正価格の提示、そして保証制度の有無を確認すればよいでしょう。
また、自社直接施工業者に依頼することや閑散期に外壁塗装をおこなうことなど、優良な業者で費用を抑える方法もあります。
優良な業者を選択してよりよい外壁塗装をおこなっていきましょう。
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