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屋根塗装で重要なタスペーサーとは?縁切りが必要な理由も解説

投稿日:2019.2.13 更新日:2024.11.23

スレート屋根の塗装では「縁切り」「タスペーサー」がとても重要になってきます。
屋根塗装を検討している方はこれから聞く機会が多い言葉なので、意味を知っておくとスムーズに工事を進めることができるでしょう。
縁切りは塗料で塞がった屋根材の屋根材の隙間を切る作業のことで、その際に使う道具がタスペーサーです。
雨漏りを防ぐためにとても重要な作業です。
ただし、すべての屋根で必要というわけではありませんので、INGコーポレーションではきちんと屋根の状態を確認してから必要であればご提案しています。
この記事では、縁切りやタスペーサーについて詳しく解説します。

 

 

 

縁切りとは?

 

屋根塗装をおこなった際、屋根材と屋根材の間に塗料が入り隙間を塞いでしまいます。
その部分をカッターや皮スキなどで切って隙間を作ることを「縁切り」といいます。

スレート屋根の塗装では欠かせない作業になります。
縁切りによって、雨水を外に出すことができます。

 

縁切りをする際の注意点は、重なった部分の塗料は乾きにくいため再び塞がってしまうこともある点です。
また、塗装後に屋根に登って作業するため、完成した塗装が汚れてしまいます。

せっかく綺麗になった屋根を汚して、塗った塗装を剥がさなくてはいけないという点は大きなデメリットになります。

そのような問題を解決したのが「タスペーサー」です。

タスペーサーを使えば綺麗になった屋根を汚すことなく、また時間や手間も省くことができます。

役割やメリットについて詳しくは後述します。

 

 

 

縁切りが屋根塗装で必要な理由

屋根塗装で重要なタスペーサーとは?縁切りが必要な理由も解説

 

屋根塗装の際に縁切りが欠かせない理由は以下になります。

 

 

腐食や雨漏りを防ぐため

屋根材と屋根材の間には隙間があります。

隙間から雨が入るのではないかと心配になる方もいるかもしれませんが、隙間がない場合でも、屋根の構造上、雨水は屋根材の下にも入り込んでしまいます。
スレート屋根には表面に溝があり、この溝が入り込んだ雨を外へ出してくれます。
しかし、塗装をした際に塞がってしまうと、入り込んだ雨水の逃げ場がなくなって屋根内部に雨水が溜まってしまいます。
その結果、屋根内部が腐食し雨漏りへと発展してしまう可能性があるのです。
屋根内部に雨水を溜め込ませないようにして腐食や雨漏りを防ぐためには、縁切りによって屋根材と屋根材の間に隙間を作ることが必要になります。

 

 

結露から屋根内部を守るため

結露から屋根内部を守るためにも縁切りは必要です。
冬の寒い日にはあたたかい室内と寒い屋外によって、内側の窓ガラスに結露ができてしまいます。
これは内側と外側の温度差が原因になりますが、全く同じことが屋根内部でも起きています。
内部で結露した水分も雨水と同じように排出することができないと、そのまま内部に溜まってしまい、断熱材や木材を腐らせてしまう危険があるのです。
そのため、縁切りで水分の通り道を作ってあげることが重要になります。

 

 

 

縁切りで使う「タスペーサー」とは

 


 

前述の通り、縁切りは屋根内部の腐食や雨漏りを防ぐために欠かせない作業ですが、その縁切りを簡単におこなうための道具が「タスペーサー」です。
タスペーサーは屋根材と屋根材の間に挿入することで、屋根材を持ち上げた状態で固定させます。
従来の縁切りはカッターで1枚1枚塗膜を切っていましたが、タスペーサーを使うことで手間や作業時間を短縮することができ、カッターでの縁切りと同じ役割を果たしてくれます。

 

 

 

タスペーサーのメリット

 

タスペーサーを使った縁切りのメリットは以下になります。
 
・美観を保つことができる
・工期を短縮できる

 

 

美観を保つことができる

前述した通り、従来のカッターを使った縁切りでは塗装完了後に縁切りをおこないます。
そのため、完成した屋根に登って作業することで、せっかく綺麗になった塗装が汚れてしまうのです。
また、塗膜を剥がして隙間を作るため、塗膜を傷つけてしまうこともあります。

一方、タスペーサーを挿入するのは下塗りのあとです。
そのため、完成した屋根に登ることも触れることもないため、綺麗になった屋根を汚したり傷つけたりすることはなく美観を保つことができます。

従来の縁切りとタスペーサーの工程の違いは下記の通りです。
 
従来のカッターを使った縁切り】
素地調整→下塗り→中塗り→上塗り→縁切り

【タスペーサーを使った縁切り】
素地調整→下塗り→タスペーサー→中塗り→上塗り

 

 

工期を短縮できる

一般的な住宅では、縁切りに約1日の作業時間がかかってしまいます。
また、塗装完了後に作業をするため、タスペーサーよりも足場の解体がズレて1日遅くなってしまいます。
一方タスペーサーの場合は、職人1人で作業をしても約2時間ほどで完了することが可能です。
また、下塗り後に作業できることで通常の縁切りよりも工期を短縮することができ、人件費の削減にもつながります。

 

 

 

まとめ

縁切りは、雨漏りや腐食から住宅を守るためには欠かせない作業です。
その縁切りで使われることが多いタスペーサーは、屋根塗装をきれいな状態で保つことができ、工期や費用も抑えることができるためおすすめです。
しかし、タスペーサーが取り付けられない屋根や不要な屋根も存在します。
 
INGコーポレーションでは、まずは屋根の状態をしっかりと調べさせていただきます。
その上で必要であれば、タスペーサーをご提案させていただきます。 
INGコーポレーションの無料診断では、屋根や外壁を問わずお住まい全体をチェックいたしますので、少しでも不安な点があればお気軽にお問い合わせください。

 

無料診断については「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

*K*

 

 

当社の屋根塗装工事については「外壁塗装・屋根塗装」をご覧ください。

 

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