これって雨漏り?屋根に登らなくても判断できるチェックポイントとは?
投稿日:2019.3.27 更新日:2025.8.14
「雨漏り」は天井からポタポタと雨水が落ちてくるのをイメージする方は多いと思います。
しかし、雨漏りの症状はそれだけではなく、天井や壁のシミ、剥がれなど室内に現れることがあります。
雨漏りは放置すると建物の構造に深刻な影響を与える恐れがあるため、天井のシミや壁紙の剥がれ、カビの発生など、室内に現れる初期症状を見逃さないことが重要です。
雨漏りは気付くのが遅ければ遅いほど、修理に費用も時間もかかってしまいますが、早期発見によって大規模な修繕を避けることができます。
その結果、住まいの安全性と快適性を守ることができるのです。
高所となる屋根の点検は危険なので、室内からできるセルフチェックで雨漏りのサインを確認し、屋根の点検は専門業者に依頼しましょう。
雨漏りのチェックポイントとは?
ポタポタと雨水が落ちる症状は、雨漏りがかなり進んでいる状態です。
雨漏りは進行する前に自分でチェックできるポイントがあります。
・天井や壁紙が湿っている
・天井や壁にシミがある
・壁紙が剥がれている
・フローリングが変色している
・壁や床が波打っている
・障子やふすまが波打っている
・窓枠やサッシに水滴がある
上記のような症状があれば、目に見えないどこかで雨漏りが発生している可能性があるため、早めに点検をしてもらいましょう。
雨漏りの症状があった場合
雨漏りの症状を発見した場合、被害拡大を防ぐために適切な対応が重要です。
放っておかない
雨漏りの症状があった場合には、なるべく早く専門業者に点検してもらうことが大切です。
発見した症状がもし雨漏りの初期症状だった場合、放置してしまうと見えない所で状況が悪化してしまいます。
建物内部が腐食するなど構造的な問題だけではなく、湿った木材によってシロアリやカビを発生し、アレルギーを引き起こすなど健康被害をもたらすこともあります。
また、被害が拡大することで修理費用も高額になります。
そのため、天井のシミや壁紙の剥がれなどを発見したら、小さな症状だとしても早めに対処することが重要です。
応急処置をする
まずは被害拡大を防ぐために、バケツや受け皿で水を受け止め、床にタオルを敷くなどの応急処置をおこないます。
また、雨漏りの症状があると屋根の劣化を疑いたくなると思いますが、屋根は高所での作業になるため大変危険です。
そのため、自分で屋根には登らないようにしましょう。
また、安易な自己修理が雨漏りの症状を進行させ、重症化させてしまう可能性もあります。
業者に点検を依頼する
ひとまず応急処置をしたら、専門業者へ点検を依頼しましょう。
軽度な症状の場合、点検してもらうのは気が引けるという方も多いと思いますが、症状が進行してしまうと修繕範囲が広がってしまうため、軽度のうちに手を打つ必要があります。
劣化が進行してしまうと大規模な工事が必要になる場合もありますが、症状が軽いうちだと最小限の修繕工事にとどめることが可能です。
明らかな雨漏りが発生してから修繕工事をするよりは、工事費用や工事期間を短縮することができます。
専門業者へ依頼をする際は、複数の業者から見積もりを出してもらい、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
また、火災保険が適用される可能性もあるため、保険会社への連絡も忘れずにおこないましょう。
当社の雨漏り修理については、「雨漏り点検・修理」からご確認ください。
雨漏りの原因で多いのは?
雨漏りはさまざまな箇所で発生します。
とくに雨漏りの原因で多い箇所は「屋根」「ベランダ」「外壁」「窓サッシ」などです。
これらの場所で雨漏りが発生する原因について解説します。
屋根
雨漏りの原因として最も多いのが屋根です。
主に、瓦のひび割れやズレ、スレート屋根の破損などの経年劣化によるものが要因となります。
また屋根材だけではなく、下にある防水シート(ルーフィング)の劣化や、棟板金の浮きや釘の緩みも原因となることが多いです。
さらに、雨樋の劣化によって雨水が適切に排水されなくなることで、屋根からの雨漏りを引き起こすこともあります。
そのため、築15年以上経過した住宅では定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
ベランダ
ベランダも雨水が直接当たるため、雨漏りが発生しやすい箇所です。
ベランダの防水層の劣化やひび割れ、排水口の詰まりによる水の滞留が発生している場合は、雨漏りの原因になってしまうため注意が必要です。
また、手すりとの接続部分や床と壁の境界部分のコーキング劣化も雨水侵入の原因になります。
定期的な清掃と防水再施工によって防水機能を保つことができます。
外壁
外壁からの雨漏りは、外壁材のひび割れや目地のシーリング材劣化が主な原因です。
モルタル外壁のクラックや、サイディングボードの目地の劣化などから雨水が侵入して、徐々に雨漏りへと発展してしまいます。
また、外壁と屋根の取り合い部分や換気口の防水不良も雨漏りを引き起こす原因となります。
外壁は常に雨や紫外線にさらされているため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
窓サッシ
窓サッシの周りには雨水の浸入を防ぐためにコーキング材が充填されています。
このコーキング材が経年によってひび割れると、そこから雨水が侵入して雨漏りの原因となってしまいます。
また、サッシ自体の歪みや窓枠の劣化、防水テープの剥がれも雨漏りの原因となります。
定期的な点検とコーキングの打ち替えをおこなうことで予防することが可能です。
まとめ
雨漏りによる被害拡大を防ぐためには、早期発見することが重要です。
そのためには、天井や壁紙のシミ、壁紙の剥がれ、フローリングの変色など、屋根に登らなくてもわかるチェックポイントを抑えておくことが大切になります。
また、症状を見つけたら放置せずに応急処置をおこない、専門業者に連絡をしましょう。
屋根・ベランダ・外壁・窓サッシなど雨漏りが発生しやすい箇所を理解し、定期的なセルフチェックで大切な住まいを守りましょう。
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