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雨漏りは一体どこから発生するの?主な原因やメカニズムを解説

投稿日:2025.4.26 更新日:2025.5.1

雨漏りは一体どこから発生するの?主な原因やメカニズムを解説

雨漏りと聞いて最初に思い浮かべるのは、天井からポタポタと水が滴る光景かもしれません。

しかし、雨漏りは屋根だけでなく、ベランダや窓サッシ・外壁など様々な場所から発生する可能性があります。

この記事では、雨漏りが発生しやすい場所や雨漏り以外の原因で起こる漏水・結露、そして雨漏りが発生するメカニズムについて解説します。

 

 

 

雨漏りが発生しやすい場所

雨漏りは一体どこから発生するの?主な原因やメカニズムを解説

雨漏りは、屋根の他にベランダや窓サッシ・天窓・外壁など様々な箇所で発生する可能性があります。

ここでは、主な原因や具体的な症状について解説します。

 

 

屋根

屋根は常に雨風や紫外線にさらされている環境のため、劣化しやすい場所です。

雨漏りの直接的な原因として挙げられるのが、瓦のズレやひび割れ・スレート瓦の反りなどです。

また、屋根材や棟板金の経年劣化によって、雨漏りが発生することもあります。

 

主な症状は、天井のシミやクロスの剥がれ・天井裏の木材の腐食・雨水がポタポタと落ちてくることなどです。

大切な家を守るためにも、定期的な屋根の点検やメンテナンスを心がけましょう。

 

 

ベランダ

ベランダは、屋根と同様に雨風にさらされています。

またそれだけではなく、洗濯物を干すなど人の出入りも多いため、様々な原因で雨漏りが発生しやすい場所です。

特に、防水層の劣化やひび割れは雨漏りの主な原因となります。

 

主な症状は、ベランダ下の天井のシミや軒天井の雨染み・ベランダの床面のひび割れ・排水口からの水漏れなどです。

定期的な防水層のメンテナンスをおこなうことで、雨漏りの原因を自ら防ぐことができます。

 

 

窓サッシ

窓サッシは外壁との接合部に隙間ができやすく、雨水が侵入しやすい箇所です。

特に、コーキング材の劣化は雨漏りの主な原因となります。

 

主な症状は、窓枠からの水漏れや窓周辺の壁のシミ・窓枠周辺のクロスの剥がれることです。

雨漏りの発生を防ぐためにも、定期的なコーキング材の点検や補修をおこなうようにしましょう。

 

 

天窓

天窓は屋根に設置されているため、雨風の影響を受けやすく、雨漏りが発生しやすい箇所です。

また、結露と間違えやすいのも特徴です。

 

主な症状は、天窓周辺の雨染みや雨水がポタポタ落ちる・天井などに雨染みがみられることです。

定期的なコーキング材の点検や適切な換気などでの対策が欠かせません。

 

 

外壁

外壁は面積が広いため、雨漏りの原因となる箇所を見つけにくいという特徴があります。

特に、ひび割れやコーキング材の劣化は雨漏りの主な原因となります。

 

主な症状は、壁紙の浮きや壁のシミ・室内のカビ臭いにおいなどです。

雨漏りを防ぐためには定期的な外壁の点検をおこない、必要に応じて外壁材の補修や交換・コーキング材の補修をおこなうようにしましょう。

 

 

 

雨漏りではなく水漏れ・結露が原因の場合もある

雨漏りは一体どこから発生するの?主な原因やメカニズムを解説

屋根やベランダなどに雨漏りの症状がみられない場合には、漏水や結露などを疑ってみましょう。

 

 

漏水

漏水とは、給排水管の破損や接続部の緩みなどが原因で水が漏れ出す現象です。

漏水の主な原因は下記の通りです。

 

・給排水管の破損、劣化

・給排水管の接続不良

・排水管の詰まり

・エアコンの排水不良

 

例えば漏水では、給排水管の破損や劣化は経年劣化や外部からの衝撃により、給排水管にひび割れや穴が開くケースがあります。

また、給排水管の接続不良により、接続部の緩みやパッキンが劣化し水漏れが発生することがあります。

漏水のサインは、水道料金が急に上がったことや、使用していないのに水道メーターが回っていることが挙げられます。

他にも、壁や床にシミやカビが発生していたり、床下や壁の中から水が漏れる音がするなども考えられます。

漏水の疑いがある場合は、早急に専門業者に点検を依頼することが重要です。

 

 

結露

屋根材や外壁材・排水管に問題がない場合に結露を疑ってみましょう。

結露とは空気中の水蒸気が冷たいものに触れて水滴になる現象です。

結露は、換気が不十分におこなわれていない場合や室内の湿度が高かったり、室内外の温度差が大きい場合に発生しやすくなります。

結露が発生しやすい場所は下記の通りです。

 

・窓ガラス

・壁

・天井

・浴室

・押し入れ

 

結露対策として、こまめな換気や除湿機の使用などがあります。

 

 

 

雨漏りはなぜ起こる?

雨漏りは一体どこから発生するの?主な原因やメカニズムを解説

ここでは雨漏りのメカニズムを解説します。

まずは建物の基本的な防水構造から解説します。

 

 

建物の基本構造

建物は雨水の侵入を防ぐために、1次防水と2次防水の2重構造になっています。

1次防水は、雨水を直接防ぐ役割を持つ部材のことです。

2次防水は、1次防水を通過した雨水を排水することで、雨水が建物内部へ侵入するのを防ぐ役割を持つ部材のことです。

具体的には、防水シートやシーリング材があります。

 

 

屋根の防水構造

屋根材は、屋根の表面を覆い直接雨を受け止める部材です。

屋根材の下に敷かれている防水シートは、屋根内部への雨水の侵入を防ぐ2次防水の役割があります。

野地板は防水シートを支える屋根の下地となる板材で、野地板の下で屋根全体の骨組みを支えるのが垂木です。

例えば、台風などの際に瓦から侵入した雨水は、防水シートで受け止め雨樋に入る仕組みになっています。

この仕組みのおかげで、雨漏りを防ぐことができるのです。

 

 

外壁の防水構造

外壁も同様の仕組みです。

強風時に外壁材の隙間などから侵入した雨水は、防水シートを流れ外壁材の下から外へ排泄されるようになっています。

このおかげで、雨漏りを防ぐことができます。

 

 

雨漏りのメカニズム

屋根や外壁は、1次防水と2次防水の両方が機能することで、雨漏りが発生しないようになっています。

しかし、どちらか一方に問題が発生すると、雨漏りが発生する可能性が高まってしまうのです。

例えば、外壁材同士をつなぐシーリング材の劣化や瓦が破損したりすると、その隙間から雨水が徐々に内部に侵入してしまいます。

つまり、本来雨水の侵入を防ぐはずの屋根材や外壁材などに劣化や破損があると、その隙間から雨水が内部に侵入してしまうのです。

 

 

 

まとめ

雨漏りは屋根だけでなく、ベランダの床や壁との接合部・窓サッシの隙間・天窓の周囲・外壁のひび割れなど、様々な箇所から発生する可能性があります。

もしこれらの箇所に目立った劣化やひび割れが見当たらない場合は、給排水管の破損などによる漏水や室内の湿気が原因となる結露を疑ってみましょう。

また、雨漏りを放置してしまうと建物内部に雨水が浸入し、木材の腐食やシロアリの発生を引き起こし、建物全体の強度を低下させる恐れがあります。

そのため、定期的な専門業者による点検と、必要に応じたメンテナンスが非常に重要です。

 

当社の雨漏り修理については「雨漏り点検・修理」をご覧ください。

 

*K*

 

 

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